徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

8、オーストラリアを歩く-86

2010-03-09 07:29:51 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-86

・日記 12-64

1月2日 (日曜日) 朝少し雨のち快晴  68日目

 朝、少し雨が降る。
それがテントをたたむ前の時であったので、テントを出て今日の天気がどのようになるかと心配をする。
外に出てみると、雲がないので安心する。それにしても大変涼しい。
この様に涼しいのは久しぶりである。しかも、カラッとしている。

 今年初めての歩きである。足が軽い。今日は涼しいので、あまり汗をかかない。
こんな日はやはり楽に55kmを歩いてしまう。
水も余り取らなくてすむ。こんな日は歌でも歌いながら歩くのが楽しい。
今日以上暑くなると歌など歌っている余裕がなく、歩くだけがやっとである。
とにかく、今日は周りに人家や人がいないので、おもいっきり力いっぱい日本の歌を歌う。
もし、人が聞いたら、気違いではないかと思われるだろう。

 カンガルーや羊やエミューなどは俺を見たら必ず逃げる。
俺なんか何の危害も与えないのにである。
俺よりか、よほど車の方が怖いのであるが、車は彼らにとって何の反応もない存在なのである。
一度で良いから、彼らを近くで写真に取りたいと思っているが、なかなかそのチャンスはない。
そう言えば一度、この様なことがあった。
Barr と Morgan の間のダートロードを歩いていた時であった。
車が少なく人もいないので、カンガルーと俺とがお互いに近くにいることも知らず、気が付くと目の前にいたのであった。
あまりにも近いので驚き、お互いに見合っていたが、俺が脅かす様に突然動くと、そのカンガルーは一目散に逃げて行った。
この時は脳裏でカンガルーは尻尾が強かったとも思い、危険だとも思ったのであった。
とにかく、写真を撮る良い機会を逃してしまった。

 今日またシドニーに本社がある雑誌「People」の人がシドニーに着いたら電話をくれと言う。
この雑誌は大変大きいので、俺としては気が引ける。電話をしたくない。

出費 A$4.30