徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

8、オーストラリアを歩く-92

2010-03-15 08:09:24 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-92

・日記 12-71

1月8日 (土曜日) くもり、砂嵐   74日目

 大変、朝から蒸し暑い。ラジオでは39℃になると言う。
やはり、この時が来た。
乾燥した日が続き、次に、蒸し暑く温度の高い日が何日か続き、また、乾燥した日が来る。
このパターンの繰り返しである。
しかし、今日のように、蒸し暑く39℃は歩くのが辛い。
今日最後の方は5kmごとに休みを取るほどであり、それで休んだ後、もう歩きたくないと思ったほどである。
だから、今日は苦しかったので48km歩いたかどうかというところであろう。
昨日、とにかく60km歩いておいて良かった。

 今日、昼ぐらいから砂嵐である。このせいもあり今日はあまり歩けなかったのである。
その嵐は砂が舞い上がり、その砂が空を蔽(おお)い、雲のようになる。
従って太陽が隠れてしまっている。
それでも太陽の光を遮られている割には暑さが非常にあり、困ったものである。
この間、砂嵐でテントが壊れた時のように風は非常に強い。
今日テントを張るところを考えなくてはいけない。そう思いながら何とか風を遮る場所を探しテントを張る。
テントの中で顔をトイレットペーパーで拭いたら、砂埃が多く着いて真っ黒である。

 Cohuna で昼食を取り、夕飯の分をそこで買い、外で休んでいる時、バックパックから離れていた。
この町の人達、数人が俺のバックパックを見て少し話しをしているようであった。
俺が近づくと、知らん顔をし離れて行くのである。
昨日の町、Kerang では皆と話しをして、気持ちよく買い物が出来たが、この町では殆ど話しをしなかった。
この町では人種差別でもあるのかな?
もし、それが本当なら、何と人間的に小さな人達なのだろうか。
このような人達は可哀想にも思う。
そういえば今日、初めて車がすれ違う時に「ファックユー」というサインをしていた人がいた。
残念な話しである。

出費 A$5.20