ドラマのシナリオの書き方についての解説本。
キャラクター設定のコツ、ドラマの展開のさせ方、台詞の考え方、アイディアの出し方などについての基本やヒントを説明しています。
小説と違ってドラマでは映像があるため、キャラ設定でも展開でも台詞でも常に映像との関係や映像をイメージできるかが重視されています。欠点のなさや合理性、常識よりも、面白いか、多くの視聴者が興味を持つか、見る気になるかが重視されます。シナリオとかドラマってこういう視点で作られてるのねという点で、いつもと違う発想を持てました。
で、普通の人は主人公が失敗する話を好む、主人公が困る姿を見たい、人の不幸は蜜の味っていうんですが、私はどうもよっぽどイヤな奴でなければ人が不幸になる話は嫌いですし、主人公がどんどん幸せになってハッピーエンドの話ってもっと読みたいと思うんです。そう思ってふと考えたのですが、弁護士が仕事で聞く話ってトラブルにあった不幸な人の話がほとんど。それをなんとか改善するのが仕事なわけですし。主人公が苦しむ話を楽しめないのは職業病だったのでしょうか。
月刊誌の連載(「月刊シナリオ教室」なんて雑誌があるんですね)のため、冒頭のつかみ部分とか引用例とかにダブりが多くて通し読みするとちょっとまたかと思うこともありますが、ちょっと違う視点が持ててシナリオを書くこと以外でも刺激になりそうな本だと思います。
浅田直亮 彩流社 2009年12月30日発行
キャラクター設定のコツ、ドラマの展開のさせ方、台詞の考え方、アイディアの出し方などについての基本やヒントを説明しています。
小説と違ってドラマでは映像があるため、キャラ設定でも展開でも台詞でも常に映像との関係や映像をイメージできるかが重視されています。欠点のなさや合理性、常識よりも、面白いか、多くの視聴者が興味を持つか、見る気になるかが重視されます。シナリオとかドラマってこういう視点で作られてるのねという点で、いつもと違う発想を持てました。
で、普通の人は主人公が失敗する話を好む、主人公が困る姿を見たい、人の不幸は蜜の味っていうんですが、私はどうもよっぽどイヤな奴でなければ人が不幸になる話は嫌いですし、主人公がどんどん幸せになってハッピーエンドの話ってもっと読みたいと思うんです。そう思ってふと考えたのですが、弁護士が仕事で聞く話ってトラブルにあった不幸な人の話がほとんど。それをなんとか改善するのが仕事なわけですし。主人公が苦しむ話を楽しめないのは職業病だったのでしょうか。
月刊誌の連載(「月刊シナリオ教室」なんて雑誌があるんですね)のため、冒頭のつかみ部分とか引用例とかにダブりが多くて通し読みするとちょっとまたかと思うこともありますが、ちょっと違う視点が持ててシナリオを書くこと以外でも刺激になりそうな本だと思います。
浅田直亮 彩流社 2009年12月30日発行
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます