goo blog サービス終了のお知らせ 

伊東良徳の超乱読読書日記

はてなブログに引っ越しました→https://shomin-law.hatenablog.com/

サラリーマン、刑務所に行く!

2020-09-01 19:03:28 | ノンフィクション
 刑務所での処遇、日常生活、食事、懲罰、仮釈放等の実情について解説した本。
 公式の説明ではわからない受刑者の刑務所内での創意工夫(刑務所側から見れば明らかな違反行為)、隠れて作り食べる「創作料理」や火をおこす方法とか刑務所内でのおしゃれとかが大変興味深く読めました。
 居酒屋でけんかをして傷害罪で有罪となり服役した坂本くんの刑務所暮らしをレポートするというフィクションの形をとっていて、具体的な情報源の記載がなく、他方で著者の経歴で1999年から2002年まで服役したことが書かれているため、著者自身の実体験に基づいて書いているのか、その人脈で最近出所した受刑者を取材して書いているのかがはっきりせず、その結果書かれていることがいつの話なのか、どの程度の信憑性があるのか、今でもそうなのかの判断がしにくいのが難点です。
 13ページに「起訴状」の写真が掲載されているのですが、起訴状の宛先(裁判所名)や、公訴事実の記載から明らかな罪名及び罰条など、隠す必要がまったくないところが墨塗されている一方で、被告人の氏名と生年月日が墨塗されていないというのはいったいどうしてなのでしょう(大丈夫なのか?)。


影野臣直 サンエイ新書 2018年11月15日発行 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする