元公証人(現在弁護士)が書いた、遺言作成、遺言執行、遺産分割等についての解説書。
実務的な観点から整理されていて、弁護士の目からは、遺言や遺産分割の入門書として読みやすく書かれています。
「はじめに」では「遺言や相続の話をすると、難解な法律用語がどうしても出てきてしまいます。本書は、一般の読者にも十分理解できるようにできるだけやさしく表現し、簡潔に解説するように努めました」と一般人向けを強調しています。新聞に連載したものですから、もちろん、そういう配慮はなされているのだとは思います。しかし、法律業界関係者が書く本の大半にはそういう前書きがありながら、安全のために法律(や判決)の文言通りの記載がなされています。この本でも、やはり基本的には法律用語がそのまま使われていて、各章のはじめでその後のQ&Aを整理している部分も弁護士の目には読みやすいものの、一般人の読者にはこの段階で挫折する人も少なくないような感じがします。
内容的には、さすが元公証人という感じの学者や弁護士が見落としがちな指摘がいくつか見られ、参考になる本だと思うのですが。

北野俊光 日本経済新聞出版社 2010年5月21日発行
実務的な観点から整理されていて、弁護士の目からは、遺言や遺産分割の入門書として読みやすく書かれています。
「はじめに」では「遺言や相続の話をすると、難解な法律用語がどうしても出てきてしまいます。本書は、一般の読者にも十分理解できるようにできるだけやさしく表現し、簡潔に解説するように努めました」と一般人向けを強調しています。新聞に連載したものですから、もちろん、そういう配慮はなされているのだとは思います。しかし、法律業界関係者が書く本の大半にはそういう前書きがありながら、安全のために法律(や判決)の文言通りの記載がなされています。この本でも、やはり基本的には法律用語がそのまま使われていて、各章のはじめでその後のQ&Aを整理している部分も弁護士の目には読みやすいものの、一般人の読者にはこの段階で挫折する人も少なくないような感じがします。
内容的には、さすが元公証人という感じの学者や弁護士が見落としがちな指摘がいくつか見られ、参考になる本だと思うのですが。

北野俊光 日本経済新聞出版社 2010年5月21日発行