私は、学生の頃にドイツに1年間留学し、また社会人になってからはアメリカに2年間留学した。いずれの場合も、私の人生観や世界観を大きく変えてくれた。確かに外国で暮らすというのは、いいことや楽しいことばかりではなく、軋轢や腹の立つことやも多い。しかし、異なった社会のルールや現地の人たちの価値観を実体験することは、本や人づてに聞く言葉の何倍ものインパクトがある。その意味で私は20歳代の若い頃に国外で暮らすことができたことを非常に感謝している。
しかし翻って考えてみれば、私の場合ドイツ語や英語ができたお陰で現地の人たちと直接会話することができたことも経験を豊かにするのに大いに役立っている。特に生き方や価値観、政治や宗教に対する考え方などは、かなり深い会話を通してでないと理解できない。単なる旅行会話ではない、レベルの高い言語習得のためにも旅行ではなく、現地に滞在するというのは非常に価値のあることだ。
さて現在私が担当している『ベンチャー魂の系譜』の授業のなかで、ある学生が次のような情報をもたらしてくれた。それは、アメリカ国務省が費用負担をして、日本(及び中国+韓国)の学生をアメリカに5週間招待してるというのだ。そして滞在中に、アメリカの大学生と議論する場を提供してくれる。
私はこの情報をチェックしてみたが、非常に良いプログラムだと思うのでここにそれを転記する。
私のブログを読んでいる若者で、国際人を目指す人は是非、ふるって応募して頂きたい。
URL: http://connectusa.jp/#entry20110107_001
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アメリカ国務省主催:
『アメリカの外交政策について学ぶ5週間の米国研修プログラム 参加者募集』
募集期間 2010年11月26日(金)~2011年1月7日(金)
開催期間 2011年8月~9月の5週間
対象 アメリカの外交政策に関心のある25歳以下の学部生
地域 アメリカの大学(大学は未定)
参加費 国務省が、国際航空運賃、米国内の移動旅費、生活費、疾病・傷害保険費用などを含む全ての費用を負担
使用言語 英語
問合せ
申し込み 2011年1月7日(金)までに、応募用紙に英語で必要事項を記入し、TokyoPASculture@state.gov までお送りください
■□■研修内容■□■
アメリカ大使館、教育・文化交流室では、アメリカが外交政策に関心のある日本の学部生を対象に、5週間の米国研修プログラムの参加者を募集します。このプログラムは、東アジアの将来を担う日本、韓国、中国の大学生20名を対象に行われ、ディスカッション、グループプレゼンテーション、講義などを通じてアメリカの外交政策に関する理解を深めてもらうとともに、参加者のリーダーシップや問題解決能力を向上させることを目的としています。また、米国の都市や町を訪れ、一般市民との交流やボランティア活動への参加を通じて、アメリカ社会への理解を深めてもらうことも目的のひとつです。アメリカの社会や外交政策への理解を深めるだけでなく、同年代の韓国、中国の大学生とのネットワークを築く絶好の機会ですので是非ふるってご応募ください。
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