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篆刻(てんこく)2月の勉強会に行く

2023年02月19日 | 篆刻
今日は篆刻サークルの勉強会でした。打瀬の公民館まで
チャリで走りました。
1月の課題(新年・春にふさわしい語句)という事で
それぞれ自由課題を提出、講評を受けました。
印の大きさ八分(約2、5cm)
以下先生の講評です。

「草木榮天下春」
草木栄えて天下の春
世はまさに春 草木が生き生きと茂っている

二字・一字・三字の3行によくぞ配置したものと
感心。丁寧な刻は氏の技量の高さを表している。
今月の課題によく合う。


「春風献上」
(しゅんぷうけんじょう)=春風をお届けします。

文字中の曲線が柔和な風味を表出して心地よい作となった。
「上」字の刀線の動きが印象的である。

「春風」
しゅんぷう 春に吹く風

白文で文字を太く周縁を太く残しており、一見朱文の
如き風味あり。「春」字はやや丸みが強く安定を欠く。


「光輝燦然」
こうきさんぜん 鮮やかに美しく光り輝くさま。

多字画の文字をうまく配字して構成もよろしき作である。
印篆の字法、刀法に迷いなく充実した技を見ることができる。


「福茶」

一見してきれいな刻といえるが、いわゆるはんこ屋さんの
「はんこ」的なのが残念。篆刻には風趣や雅味が必要であり
もっと"雑味”を残していい。


「枯木逢春」

印面に小篆の柔和な刀線をバランスよく配字して見事である。
「木」の丸みの刀線がすばらしい。辺縁もたおやかさがみられる。


「枯木逢春」

印篆の一点一画が丁寧に掘り切られて印面に配字されている。
文字線や印周縁に今少し刀趣をつけてもよかったと思う。


「睦月」
いかにも氏の刻風らしき自由な刀味が感じられる。
「月」字の斜傾は調味不足に思う。一考されたし。


「桃花流水」

刀味に中国印人の風趣あり雅味よく出た好印たり。氏の丁寧な
刻ぶりには定評ありて、いっそうの向上を期待する。


「日月入懐」

金文を四字均等に配しているが、中央に寄せて周囲の空間を
広くとる法を一考されたい。辺縁は力感十分なるも今少し
自由さが欲しい。


「日月入懐」

上半分に画数の少ない字が配され、配字に苦労されたと思うが
よくバランスをとり好印となった。回文にして対角に文字
大小を配するのもいいかと思う。


先月の課題を遅れて提出された作品
「籠」

筆意確実で骨法がしっかり安定している。楷書として
みごとな書味あり、よくぞ刻したものよ。


「籠」

白文同様この朱文作も字法秀逸にて技の高さが見られる。
辺縁をくずして雅味を出してもよかったか。




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