アコード・ハイブリッドに試乗した後、我々取材班は尾車氏の進言により、フィアットのお店に向かった。なんでも、そこには「500S」(5MT!)の試乗車が存在するというのだ。
今時マニュアルトランスミッションの試乗車に乗れる機会は、そうそうあるものでは無い。尾車氏の発案に、感謝感激雨権藤である。
可愛らしいスタイルと、小粋なインテリアデザイン。
しかもカタログ上のJC08モード燃費は、26.6km/Lとなかなか優秀。
税込車両本体価格も225万円と、良心的な設定。
その直列2気筒エンジンは、「ブロロン!」と、いがらっぽく目覚めた。
我々取材班3名+セールスマン氏=4名は、このコンパクトな3ドアハッチに、潜り込むように乗り込んだ。
後部座席は、座ってしまえば、まあ、なんとか我慢できるスペースである。
現代のクリーンディーゼルの後塵を拝している、2気筒エンジンの鼓動と振動。
大人4人乗車だとパワー的に厳しく、フルスロットルを与えざるを得ない場面も、しばしば。
アコード・ハイブリッドあたりとは、対極の位置にあるクルマである。
だが、掛け値なく、面白い!
エンジンを回して、性能を使い切って走る楽しさは、近年登場するクルマではなかなか得られないモノなのだ。
クラッチミートに神経質なところは無く、ヒルスタートアシストで、坂道発進も安心。
最近の大型ショッピングセンターでは、急なスロープの駐車場が多くなったので、この装備は私にとってもありがたい。
現代の日本において、このクルマの存在は、貴重だ。
なんといっても、見逃せないチャームポイントは、「スペアタイヤ標準装着」であること!
私があと20歳若ければ、コレを買ったかも。
私という人間のイメージに似合うかどうかはさておいて・・・
姿形から、私が乗って絵になるかどうかは別ですが・・。
何処のお店ですか?
この試乗車は、「フィアット札幌美園」にありました。
プリミティブな愉しさに溢れるクルマでしたヨ!
クラッチミートも楽だし、それなりにトルクが有りますね。
ただし、長距離を運転するには辛いかなと思いました。
アルファロメオジュリエッタのコンペティツィオーネの6MT の試乗車も有ったので、ついでに試乗。
こちらの方が力も有り余っていて、キビキビ反応して面白かったですよ。
FF で無かったら、直ぐにでも欲しい車でした。
乗られましたか!
ジュリエッタのMTにも乗られたとは・・・羨ましい!
ラテン車には、MT選択の余地が、まだ残っているのが素晴らしいですよね。
国産車も、生産効率ばかり考えず、少数派となってしまったMT好きのために、MT設定&試乗車設定をお願いしたいです。・・・無理か(^_^;)