パッソに試乗させていただいた後。
尾車氏と共に向かったのは、プジョーのお店だった。
やはり注目は、「308GTi by PEUGEOT SPORT」。
車両本体価格436万円の、プレミアムスポーツハッチである。
日本に入ってくるのは、「左ハンドル・6MT」のマニアックな仕様。
ブラック基調に、アルミの加飾とレッドステッチが散りばめられたインテリアは、なかなか魅惑的。
だが、不器用な私にとって、「左ハンドル・MT」のクルマを運転することは、率直に言って、かなりハードルが高い。
「ボディ前半はレッド・後半はブラック」に塗り分けられた、「クープ・フランシュ」という名のボディカラー。
ここで私は、「前席シートはグレー・後席シートはブラック」だった「オーパ」という名のクルマを思い出してしまった。
そして私は、左側通行のこの国では、やはり右ハンドル仕様を入れるべきだと、小さく、願う。