その日の21時21分。
狸小路界隈をぶらぶら歩いていたところ、「海老ラーメン」の大きな文字が目に入った。
私は、ゴキブリホイホイに吸い寄せられる虫のごとく、気が付いたら「初代海老秀」に、入店していたのだった。
後で調査したところ、ここは「ベガスベガス」の「フードサービス部門」の店舗だった模様。
あまり深く考えることなく、「海老秀ラーメン」(750円)の食券を購入。
21時26分。
店内が空いていたこともあってか、ラーメンは、スムーズに供された。
麺は、札幌では珍しい「平打ち」である。
表面がつるんとしており、固めの茹で加減で、腰が強く噛みごたえのある麺。
ここは評価というか好き嫌いの分かれる部分かもしれないが、私は、個性として認めたい。
まろやか系の味噌スープは、海老の甘みを程よくたたえる。
そこに糸唐辛子がピリッと刺激を添え、たまらなくテイスティ!
海老は出しゃばらず抑制を効かせ、全体の旨みを下支えする感じで、なかなか好印象。
シャキッと甘い、キャベツ。
太目のメンマは、サクッとした歯応え。
ほぐれてとろけるタイプのバラチャーシューは、2枚入り!
21時32分、完食である。
なかなかインプレッシヴな、個性派ラーメンだった。
パチンコ屋のラーメン、あなどることなかれ。
機会があれば、また喰ってみたい。