獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

3代目パッソ試乗記

2016年04月21日 | CARS&F1

 イグニスの試乗を終えた後。
 やはり「国産同クラスのコンパクトカー」を比較試乗したくなるのが、人情というモノでありましょう。


 そこで向かったのが、トヨタカローラ札幌であった。
 ターゲットは、最近フルモデルチェンジされた「パッソ」。
 このパッソの全長×全幅×全高は3,650mm×1,665mm×1,525mmで、4WD車の車両重量は960kg。
 ちなみにイグニスのそれは、3,700mm×1,660mm×1,595mmの、920kgである。


 試乗させていただいたグレードは4WDの「X"L package・S"」(税込車両本体価格151万3080円)だった。


 タコメーターのないインパネは、なんともビジネスライクで、かなり淋しい雰囲気である。


 空調スイッチは、温度調整がダイヤル式なのが素晴らしく、操作ロジックもわかりやすい。
 だがしかし、走行中に操作する際には、シフトレバーがその操作性をややスポイルすることは、否めない。


 視界良好で、3気筒1リッターエンジンながらも、スイスイ走る、このクルマ。
 静粛性の面で言えば、それは「イグニス」に、間違いなく勝っている。

 だがしかし、それ以外の感性に響く部分では・・・
 率直に言って、このクルマ。
 ドライブフィールでは、イグニスの敵では無いというか、足元にも及ばない。
 なんというか、素材が違うというか、成り立ちが違うというか、出自が違うというか・・・
 全体が軽いというか、淡白というか、味わいが薄い。

 まあ、私が重要視するそのようなことは、世の中の大半の人にとっては、どうでもいいことなのだ。
 それよりもカラーバリエーションやら多彩なアクセサリーの方が、一般的には重要なのだ。
 トヨタは、それを見切って、確信犯的にこのクルマを販売しているのだと思う。
 
  
 単眼カメラとレーザーレーダーを用いた衝突回避支援システムの「スマートアシストⅡ」。
 スバルが「アイサイト」搭載車をリリースして以降、この手の装置を搭載するクルマが、増えてきた。
 各社が切磋琢磨して、より良いモノが出来るような状況になることは、今後年老いて動体視力と反射神経が衰えていくだろう私にとって、実にありがたいことである。

  
 この3代目パッソ。
 2代目よりも、ずっと進化していることは、間違いない。
 アナタがこれを買うことを、反対する理由は、見当たらないが・・・
 私個人がこのクルマを買うことは、きっと、無いだろう。ご、御免。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャロ君写真館 ’08.12.1~’10.11.28

チャロ君写真館 ’10.12.18~’11.12.24

チャロ君写真館 ’12.01.01~’12.12.24

チャロ君写真館 ’13.01.01~’13.12.29

チャロ君写真館 ’14.01.01~’14.12.27

チャロ君写真館 ’15.01.01~’15.12.27

Waterlogueチャロ君

チャロ君写真館 ’16.01.01~’16.06.25

チャロ君写真館 ’16.07.29~’16.12.28

チャロ君写真館 ’17.01.01~’17.12.21

チャロ君写真館 2018

チャロ君写真館 ’19.01.01~’19.09.07

チャロ君写真館 ’19.09.22~’19.12.31

チャロ君写真館 ’20.01.01~’20.04.27

チャロ君写真館 ’20.05.01~’20.08.26

チャロ君写真館 ’20.09.02~’20.12.31

チャロ君写真館 ’21.01.02~’21.07.21

チャロ君写真館 ’21.09.02~’21.12.31

チャロ君写真館 ’22.01.01~’22.04.30