形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

身欠きニシンとウドの味噌汁

2013-03-21 13:55:07 | 男の料理

スーパーに行くと、みずみずしいウドを売っていた。
野性のウドとは違い、色白でムロの中で栽培されたものだろう。 
ちょうど干物のコーナーに身欠きニシンも置いてあったので、
ニシンとウドの味噌汁を作り、久しぶりにコクのある味噌汁を味わった。

この味噌汁、山形でいくどかごちそうになって以来、大好物になった。 
山形の郷土料理と思うが、ほんとうのところはわからない。 
昔、流通がたいへん不便だった頃、山間部では、手に入る、
こうしたカラカラに干した魚の乾物をうまく利用した料理が多い。 
海の近くでは、乾物を使うまでもなく、新鮮な魚が手に入った
ろうから、むしろ山のほうでよく発達したのではないだろうか。

たいへんコクのあるうまい味噌汁だ。 
ナマ臭さいのではと思う人もいるかもしれないが、
それはほとんど感じられない。

<作り方>

身欠きニシンは、必ずカラカラに乾かした固いものを使う。
でないと生臭くなる。 もしウドがなければ大根でもよい。

1、身欠きニシンの裏表を軽く火で炙って臭みをとり、一口大のぶつ切りにする。
2、ダシ汁を入れた鍋に、ニシンを入れて、柔らかくなるまで煮る。
  * 途中でたくさん出てくる茶色い油とアクはていねいに取り除く。
3、ニシンがやわらかくなったら、短冊に切ったウドか大根を入れ、
  サッと煮て、味噌を溶き入れ出来上がる。

                        
からだの形は、生命の器
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/









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