形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

キスとセロファン

2012-03-26 18:25:09 | 昭和の頃

中学1年のとき、大の仲良しSくんは、映画好きで石原裕次郎の
大ファンだった。 大きなSくんは、裕次郎のように、よくポケットに
両手を突っ込んで歩いていた。 
学校からの帰り道、
「おまえさぁ、俳優が映画でキスするとき、どうやるか知ってるか?」
と聞いてきた。
「知らない」
「あのなぁ、俳優はキスするとき、口と口の間にセロファンはさんでするんだ」
「なんで?!」
「あのな、セロファンはさんでやらないと、赤ん坊ができちゃうんだ」
「ヘーッ!!」

その日、家に帰った玄関先で、弟が木箱を押して電車ごっこをしていた。
「あのなぁ、映画俳優ってのは、どうやってキスするか知ってるか?」
弟は鼻水を垂らしたままキョトンとしていた。
アホらしくなって説明はやめた。


からだの形は、生命の器 
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


[ 警告 ]当ブログ内に掲載されているすべての文章の無断転載、転用を禁止します。すべての文章は日本の著作権及び国際条約によって保護を受けています。Copyright 2008?2009 shinso koisikawa. All rights reserved. Never reproduce or replicate without written permission.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あっというまに

2012-03-08 18:32:01 | Weblog

ほんの最近まで、春はまだまだ遠いと思っていたが、
昨日、愛犬レオと城址公園を散歩していると、
もう甘菜の芽がいたるところに顔を出していた。
植物たちはとっくに春の気配を感じているのだろう。

そういえば家の門塀に並べたビオラも、今年は寒さで1株に
4、5個の花を咲かせたまま、成長を止めていた。
散歩から帰ってあらためて見ると、花数がだいぶ増えていた。




甘菜の芽が出ていると書いたが、ほんとうは甘菜かどうか
よくわからない。 ずっとそう思い込んでいたが、考えてみると、
この花を見た記憶がほとんどない。 葉はよく似ているのだが。
掘ってみて球根が出てきたら、食べてみようと思う。
甘菜なら甘みがあるらしく、食用になるそうだ。
森の中の甘菜の群生している写真は、仕事場の近くにある、
小石川植物園の四月中旬のオオアマナ。
         

からだの形は、生命の器                   形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする