形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

烏豌豆(カラスノエンドウ)

2014-04-22 13:24:56 | Weblog

カラスノエンドウが今、真っ盛りに咲いている。
清楚なピンクの花を咲かせ、群生している姿は、やわらかな葉の
色とともに美しい野草だ。 だがほとんど雑草として扱われている。

私の家の裏の、年々縮小していくわずかな自家菜園のまわりにも、
たくさん出ている。 野菜や花の苗をその近くに植えたとき、
カラスノエンドウをつかんでうっかり引き抜くと、苗に絡んだ
細いツルで、折れてしまうことがあるからやっかいだ。





だがカラスノエンドウは、古代の地中海周辺では食料として栽培されて
いたそうだ。 花が終わると、細くて小さいがキヌサヤと同じような
実をつけ食べられる。 実や若い芽は天ぷらにするのが一番いい。 
だが食べるのも今のうち。 もう少しすると、葉の根元にある蜜腺に
大量のアブラムシがついて、とてもじゃないが食べる気を失くす。




 
緑のサヤはそのままにしておくと、真っ黒くなる。 
ここからカラスの名がついたようだ。 マメ科ソラマメ属の植物。





からだの形は、生命の器 
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


[ 警告 ]当ブログ内に掲載されているすべての文章の無断転載、転用を禁止します。すべての文章は日本の著作権及び国際条約によって保護を受けています。Copyright 2008?2009 shinso koisikawa. All rights reserved. Never reproduce or replicate without written permission.


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イヌノフグリ | トップ | カキドオシ(垣通し) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事