形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

カキドオシ(垣通し)

2014-05-13 17:11:11 | Weblog

カキドオシの花が咲き始めている。 勢いよく垣根を越えていくという
ところから、垣通し(カキドオシ)という名前がついたという。 
それぐらい繁殖力が強いツル性の植物で、ツルの途中、途中で根を
出し広がり伸びていく。 シソ科の多年草で、葉を揉むと少し青臭い
ハーブティーのような香りがする。 民間の薬用茶として古くから
飲まれてきたそうだ。

別名を連銭草(レンセンソウ)、疳取り草(カントリソウ)とも呼ばれる。 
連銭草の名は、丸い葉が対生に連なって付いているところからきたのだろう。
葉のふちにはノコギリ状の丸いギザギザがある。 
花は薄紫色のものの他に、ピンク色のもあるようだ。



疳取り草の名前のほうは、子どもの疳の虫をおさめるために使われたという。 
疳の虫(カンノムシ)という言葉を、今はほとんど聞かない。

夜泣き、疳の虫というのは、セットみたいなもの。 
症状をみると、交感神経の興奮様の症状に思える。 
子どもは活発なので、夜の神経といわれる副交感神経より、
昼の神経、ケンカ神経とも呼ばれる交感神経のほうが優位に
なりがちになるのではないだろうか。 
 
                  
からだの形は、生命の器
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


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