形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

日本薄荷

2014-08-11 13:28:49 | Weblog

城跡公園を歩いていると、小川のほとりで
ふっと目に止まった野草があった。
どこかで見たような。 
ずっと昔、遠い記憶の中の野草。 

もしか・・・・
小さな葉を一枚摘んで香りをかいでみた。 
懐かしく、やさしい匂い。 
薄荷(ハッカ)だった。 正式な名称、日本薄荷。

昭和三十年代、私が小学生の頃は、
東京にも原っぱがたくさんあってよく見かけた。
縁日で売っているハッカのお菓子の匂いがした。
子供たちは甘いものに飢えていた。
遊んでいるときに見つけると、葉を摘んで指で揉み、
その匂いでハッカ菓子を思い出していた。

水辺に多く出る、シソ科の多年草。
淡いピンクの花をつける。
洋種のミントの香りよりも淡い匂いがする。


からだの形は、生命の器           
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/



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