小学生の頃に大流行したものの一つに、紙セッケンがある。
薄いマッチ箱ほどの大きさの箱に、赤や青の透明な紙のような
石鹸が20枚ほど入っていた。 それを一枚づつ取り出して
手を洗うというもの。 駄菓子屋で盛んに売り出していた。
普段はよほど言われなければ、石鹸で手など洗わない連中が、
休み時間になると、流し場にいそいそと行く。
そして神妙な顔で、箱からだいじに紙石鹸を一枚取り出して
手を洗っていた。 置いてある石鹸では手を洗わないのに、
紙石鹸は別で、今思い出すとおかしい。 同級生はほとんど
持っていた。 それで手を洗うのが楽しみみたいなものだった。
紙石鹸なんて、もう売ってないだろうと思ったが、
ネットで調べたら、なんとまだ売っていた。
誰が使うのだろう。 やっぱり子どもたちかな。
からだの形は、生命の器
形之医学・しんそう療方 東京小石川
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