テントの中の朝の目覚めはしごく快適だ。朝日を受けて、テント内が淡いみどりの光につつまれる。
南海ホークスゆかりのグリーンが好きで、その緑色にこだわった余慶だった。
先ず、顔を洗う。携帯ストーブに火を入れて、お湯を沸かす。
水は滑川市の「アクアポケット」 で、汲んできた富山湾の海洋深層水だ。
ドリップ式の珈琲パックに、お湯を注ぐ。
椅子に深々座って、漁を終えて漁港へ帰る船の白い影を見るともなく、眺める。
ふっと、一句がごく自然に浮かぶ、たゆたいのひととき。朝の潮風が頬をなぶってゆく。
或いは、谷の湧水を沸かして、小鳥の鳴き声を聞きつつ、高原を吹きわたる風の語らいを楽しみ、
珈琲を飲む。31文字がすらすらと湧いてくる、時の流れを捕まえた、充実感に満たされる一瞬だ。

キャンプ場の朝の行動は、とにもかくにもゆったりを旨とする。
その内に、夜露に濡れたフライシートがすっかりと乾くのだ。フライシートを長方形に折り畳む。
テント内をかたずけた後は、やおらテントをひっくり返し、底を朝日に向けてやる。
そして、朝食。二杯目の珈琲を入れる。 バターロール二個ほど、それに夕べの残りのチーズ一かけ。
昼飯に処の名物料理を食わねばならぬ。その頃には、短歌と俳句が3つ、4つはものに成っている。
太陽が上がりきって、煮炊きを始めた隣の家族連れを横目に、テントをたたむ。
前に付けた折り目を外して、両膝を滑らしながら、空気を抜いてゆく。きつく巻いてゆき、
更にその上からフライシート巻きつけ、紐で縛れば収納完了。
フレームは1メートルのアルミパイプの中を丈夫なゴム紐で、つないである。
ポキポキ折ってゆくだけ、いたって簡単至極だ。
そして、出発。来た時とまったく同じ状態に戻して、キャンプ場を後にする。
南海ホークスゆかりのグリーンが好きで、その緑色にこだわった余慶だった。
先ず、顔を洗う。携帯ストーブに火を入れて、お湯を沸かす。
水は滑川市の「アクアポケット」 で、汲んできた富山湾の海洋深層水だ。
ドリップ式の珈琲パックに、お湯を注ぐ。
椅子に深々座って、漁を終えて漁港へ帰る船の白い影を見るともなく、眺める。
ふっと、一句がごく自然に浮かぶ、たゆたいのひととき。朝の潮風が頬をなぶってゆく。
或いは、谷の湧水を沸かして、小鳥の鳴き声を聞きつつ、高原を吹きわたる風の語らいを楽しみ、
珈琲を飲む。31文字がすらすらと湧いてくる、時の流れを捕まえた、充実感に満たされる一瞬だ。

キャンプ場の朝の行動は、とにもかくにもゆったりを旨とする。
その内に、夜露に濡れたフライシートがすっかりと乾くのだ。フライシートを長方形に折り畳む。
テント内をかたずけた後は、やおらテントをひっくり返し、底を朝日に向けてやる。
そして、朝食。二杯目の珈琲を入れる。 バターロール二個ほど、それに夕べの残りのチーズ一かけ。
昼飯に処の名物料理を食わねばならぬ。その頃には、短歌と俳句が3つ、4つはものに成っている。
太陽が上がりきって、煮炊きを始めた隣の家族連れを横目に、テントをたたむ。
前に付けた折り目を外して、両膝を滑らしながら、空気を抜いてゆく。きつく巻いてゆき、
更にその上からフライシート巻きつけ、紐で縛れば収納完了。
フレームは1メートルのアルミパイプの中を丈夫なゴム紐で、つないである。
ポキポキ折ってゆくだけ、いたって簡単至極だ。
そして、出発。来た時とまったく同じ状態に戻して、キャンプ場を後にする。