しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

皇居一般参観

2013-12-16 06:54:25 | Weblog

                香港の友人Cameliaさんからの情報で、事前に申し込む
                「皇居一般参観」に参加しました。

          

               10時の集合に合わせて東京駅から和田倉門のお濠を渡ります

        

               青空が美しい朝でした

        

             集合場所の桔梗門、ここで入場手続きをします

       

             桔梗門は、皇居参観者や、勤労奉仕者が出入りする門です

         

            皇居案内図ですが、右上皇居東御苑には申し込みなしで入れます。

            今回は右下の桔梗門から入り(1)の窓明館(休所)で説明を受け、
            赤い点線が歩いたコースです。

            この日の参加者は30人ほどでしょうか、案内の人が付きますが、
            外国人の参加も多く、イヤホーンガイドで聞きながらの見学でした。
            

 

              歩き始めるとすぐ江戸時代から残る石組みのところを通ります

              

                   所々に石を持ってきた大名の印が刻まれています

                 

                      これは丸に十の字のようです島津藩でしょうか

        

          間もなく石垣と櫓(やぐら)が見えてきます、江戸城 旧本丸東南隅に位置する
          「富士見櫓」、品川の海や富士山が見られたようです。 (地図の3)

        

           大火で焼失後再建、江戸城本丸の遺構として貴重な櫓です

        

             関東大震災にも耐えた櫓はどの角度から見ても美しい

 

           広場に出ました、この建物は宮内庁庁舎  (地図6)

 

    宮殿と宮殿東庭です、この建物長和殿は長さが160m、緑色の「松の塔」は照明塔、
    若松の葉を模り、松葉の間から光が灯りきれいだそうです。
    上の飾りは、古代婦人の腕輪ふしろを模ったもの。     (地図7、8)

   新年2日と12月23日天皇誕生日の年2回天皇皇后両陛下と皇族方がお出ましになり、
   国民からのお祝いを直接お受けになるのがこの中央バルコニーです。

   長和殿前の広場には2万人が一度に参賀でき、幅2mの寒椿と山茶花の植え込みは
   紅白の花で彩られるそうです。
   黄色の灯籠は有田焼で照明塔として利用されます。


   長和殿の左側大きな玄関は「宮殿表玄関車寄せ」 外国の大統領や大使など外国の
   国賓の方が利用される玄関です。

   車寄せ近くの二つの刈り込みは「南庭の大刈り込み」と言われ、いろいろな樹木を合わせて
   作った刈り込みで、主につつじとの解説でしたが、6mもの高さがあるそうです。

        

              東庭の端に淡いピンク色の冬桜が満開でした

 

           ランプが見える「正門鉄橋」に向います、いよいよ気になっていた場所です
                                                        (地図9)

      それは鉄橋から見た「二重橋」 二重橋を内側から見るのは初めてのことです。

      解説によりますと、「二重橋」というのは間違いで、正式名は「正門石橋」こちら側の
      鉄橋を合わせて二重橋ともいうそうですが、「二重橋」の名で知られていますよね。

      (鉄橋の欄干前にロープが張ってあり欄干の際まで近づけませんでした)

 

    鉄橋の反対側に見えた「伏見櫓」は「月見櫓」とも呼ばれ、皇居で一番美しい櫓といわれ、
    京都伏見城から移築したものと伝わります。     (地図10)
    石垣も櫓も関東大震災にも崩れなかったそうです。   ランプは正門鉄橋のものです。

          「伏見櫓」の下は深い濠でした

       

           一般参賀の人たちは正門鉄橋を渡ってここから宮殿東庭に入ります。
           もう少し見ていたかったですが、鉄橋を渡ったところでUターンでした。

               

                 こちらは長明殿の右側玄関 「北車寄せ」

              総理大臣をはじめ主に日本人のお客様が使用される玄関です

          

            長和殿の右奥の「豊明殿」宮中晩餐会など大きな饗宴が催される時に
            使います。

 

        

                 石垣に映える紅葉は見とれるほどきれいでした

        

           東宮殿は少し高台にありますから富士見櫓もこんな角度から見えました

        

            ここは山下通りという坂道、色づいたケヤキも見られましたが (地図11)

        

               紅葉が美しい道で、春には桜が美しい道になるそうです

               

              山下通りの正面に見えたのは蓮池濠、7,8月には大輪の花が
              見られますが、蓮根は肥料のため残されるそうです。

               石垣の上に見えるのは「富士見多聞」 多聞とは倉庫や
               武器庫として使われる櫓の一種。    (地図4,5)

               左奥 金色の珠が付いた屋根は武道館です

        

            「富士見櫓」の横をもう一度通り戻ります

         この石垣を作ったのは主に加藤清正公といわれます。
         一見無造作に積み上げられたように見える石垣は「のづら積み」といわれるもので
         自然石をそのまま積んでいるため、乱雑で隙間が多く崩れそうですが、水はけも
         よく、最も堅牢といわれ、関東大震災にもまったく崩れなかったそうです。

        最初に集まった窓明館近くのこの建物は「元枢密院庁舎」  (地図の2)


        窓明館には売店がありここでしか買えないお土産が入手できます、この日は
        勤労奉仕の方たちの休憩場所になっていたためお土産は出発前に買うように
        指示されていましたので、皆さん急いで見に行きました。
                            (菊の紋入りカステラと日本酒を買いました)

    
        観光バスによる団体客が多い日もあり、300名も参加という日もあるそうです。
        見学のあと東御苑に行く人たちもいました。
                                     

        

               また桜の季節にでも来てみたいと思いながら桔梗門を出ました


          

             いつも行く大手門から入る東御苑とは雰囲気もだいぶ違いました。
             見学できたのは吹上御苑のほんの一部でしたが大都会の中とは
             思えないような静かなところでした。

            お濠の外から見ると富士見櫓がお城のように見えます、1657年の
            明暦の大火後天守閣は再建されず、櫓がその役割をしていたそうです。

            ちなみに皇居の面積は約115万平方メートルで、濠で囲まれており、
            周囲に8つの門があります。

             12月12日  皇居一般参観コースに参加しました。

             

            12月17日 今朝の新聞によりますと天皇陛下が今月23日に80歳の
            「傘寿」を迎えられるのを記念し、来年5,10月にに宮殿で特別参観を
            行うと宮内庁が発表されました。

            紹介した宮殿の東庭には入れましたが、宮殿内部が一般公開されるのは
            初めてだそうです。
            外観を紹介した「豊明殿」、そして「長和殿」内部も見ることができるそうです。