しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

1月3日 獅子舞と深川七福神

2009-01-03 23:59:42 | Weblog
      1月3日
     1日、2日は初詣の人が多く、長い列にお参りを諦めたので、今朝は早めに出かけました。
     我が家から3分ほどの富岡八幡宮の境内で、この日偶然、珍しい獅子舞が見られたのです。
     獅子が昔から見慣れたそれではなくてやや現代的な顔立ち?長めの顔。
     お囃子も女性だけ、これも私には珍しかった。




   
 
  

    寝てしまったお獅子を面を付けた女性が、扇子で頭をつっつき起こします
    ひょうきんな仕草に、大勢の見物客から笑いがもれました。


    富岡八幡宮と深川不動尊のお参りを済ませて、一度家の戻り、昼食後深川七福神巡りに出かけました。

    
          七福神の由来
    招福の神、七福神
    誰でも自分の幸せや家族の幸福を願わないものはいません。
    七福神は、七つの災いを除き、七つの幸せを与える神々です。そして七福神は、人に七つの道を示し、
    人々に七つの徳を備えさせる福神であります。
    昔から、昨年の不幸は流してしまい、今年は幸せであることを願い、正月の七福神詣でが、
    盛んに行われてきました。

    
    七福の徳目とそれをつかさどる福神は次のとおりです。

      1 寿命  寿老人   (ところによっては、吉祥天を配するのもあり)
      2 有福  大黒天
      3 人望  恵比須神
      4 清簾  布袋尊
      5 威光  毘沙門天
      6 愛敬  弁財天
      7 大量  福禄寿

    

                                

       恵比須神「恵比須宮」 福徳  愛敬、富財  恵比寿神は、烏帽子をかぶり、狩衣を着て右手に釣り竿を持ち、
       左手に鯛を抱き岩の上に座った姿をしておられます。
       えびす顔と言われるように、笑顔敬愛、和顔愛語の福徳を人に授け、かつ財宝の神として、
       信仰されてきました。また釣り関係の人の信仰も盛んです。



                  

      弁財天 「冬木弁天堂」 福徳  芸道富有
      弁財天はインド名をサラスバティという川の名、意訳して大弁天、美音天と言われこの川の神が、
      悪声を変じて美声に変える音楽の神、芸術の神でした。         
      我が国では弁才天より弁財天として、財宝を施す福の神として信仰されるようになり、商売繁盛の富有の
      福徳を授け、芸道音楽の仏神として位置づけられました。
      江ノ島、竹生島、厳島の弁財天が昔から有名であり、お姿は、女神、色白の美顔、頭に宝冠、
      一般には青色の衣を着し、左手に琵琶を抱き、右手でこれを弾いている座像が多いです。



        

     福禄寿 「心行寺」 福徳  人望福徳    長寿をつかさどる人望福徳の福神
     福禄寿は背丈が低く、頭がきわめて長く、白髪童顔の姿をし、年齢数千年といわれ長寿をつかさどる福神 



                

      大黒天 「円珠院」 福徳  有福蓄財  大黒は大国に通じ、大国主命に結合して福神の形となり
      烏帽子、狩衣をつけ、右手に小槌をかざし、左手に大きな袋をかつぎ米俵の上に座しています。



                 

      毘沙門天 「龍光院」 福徳  勇気授福  毘沙門天は、我が国では仏教守護から転じて、
      国土守護の武神として、特に武将の間に信仰されるようになりましたが、中でも上杉謙信が毘沙門天を
      守護神として崇め「毘沙門の申し子」と言われたことや、志貴山の毘沙門天に祈願して生まれた
      楠木正茂が、幼名を多聞丸と名付けられたことなどはあまりにも有名です。



          

      布袋尊 「深川稲荷神社」 福徳  清廉度量  
      布袋尊は、中国五大の頃、浙江省奉化県に実在した契比という高僧と言われています。
      大きな袋を持ち、これに食べ物や日用品を入れ、杖を携え、大きな団扇をを手にし、身体は低いが、
      腹は太鼓腹、半裸身、粗衣をまとい、常に笑顔、清貧に甘んじ、諸国を遊行し、子どもと遊び、
      酒脱、楽天的な和尚として親しまれてきました。
      
      中国において、布袋尊を弥勒菩薩の化身として、一般に信仰せられ広く親しまれるようになり、
      我が国に伝来し、清廉潔白、大気度量を人々に授ける福神として禅画や置物にまでなって親しまれ
      信仰されるようになりました。


                

      寿老神 「深川神明宮」 福徳  延命長寿
      寿老神は寿老人とも書き、中国道教の神であります。福禄寿と同体異名であるとの説もあります。
      寿老神は、白髪長寿の老人の姿をして、杖を手にし、杖には人命の長寿を記した巻物を吊し、
      鹿を伴っています。             
      鹿は長寿をつかさどる寿老神の神使とされています。寿老神は人に延命長寿の福徳を授ける福神として
      信仰されてきました。




                         

       七福神巡りには色紙を買い、1カ所づつ、御朱印をいただき七福神をめぐると、満願成就となります。

      今年のお正月の3日間は、晴天に恵まれ、初詣も、七福神巡りも多くの人が並びました。
      普通に歩いて回れば、お参りをして回っても1時間半ぐらいですが、今日は1カ所づつお参りするために並び
      2時間半以上かかりました。
      風も冷たく気温も低かったですが、青空の下、気持ちの良い午後でした。
      




                  

                   途中で見た青空に飛行船がきれいでした



                  

                これは塀の上から見えた子福桜(こぶくさくら)ひと月以上咲いています。


       お正月の3が日も終わり、例年4日が仕事始めですが、今年は4日が日曜日、          
       曜日の都合で暮れと合わせて3日間お正月休みが多かったようですが、楽しい休日だったでしょうか。
       主婦にとっては、忙しい暮れからお正月でした、まだしばらくはお正月気分も抜けないでしょうが
       日常に戻り、一段落したら、友人達とランチでも楽しみましょう。

       香港の友人達は、1日だけがお休みだったようです、旧正月で祝う香港の「春節」はまだ先です。

            



      


  
  

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7 コメント

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獅子舞 (しなこじ)
2009-01-05 17:06:11
中国の獅子舞は、横浜の中華街のを見たことがありますが、お囃子が賑やかで、軽業的な演技ですね。
富岡八幡宮のは、獅子は一人の演技ですし、昔の二人の獅子舞と顔も違うように感じました。
お正月の獅子舞は私も久し振りに見ました、下町的で、粋でしょう?
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香港の獅子舞 (camelia)
2009-01-05 15:57:33
J.C.さん、そうでした。お囃子はシンバルと太鼓でした。一つ思い出せなかったのです。その太鼓のリズムが独特で、一度聴いたら忘れませんね。
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獅子舞 (J.C.)
2009-01-05 01:06:25
Cameliaさんのコメントに付け加えてですが、香港の獅子舞のお囃子は
太鼓を景気良く叩くリズムが聞こえてきます。それにシンバルです。
また獅子の目が大きくてよくバシバシとウインクをしたりしてとても愛嬌があります。
またこのお獅子のなかには二人入っていて頭の部分とお尻の部分を担当しているみたいです。
そしてすごい曲芸的なことをするので観ていてハラハラしますがとても楽しいですよ。
わたしも香港の獅子舞を観ているとワクワクしてきます。
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Unknown (camelia)
2009-01-04 22:11:08
午後J.C.さんのお宅へ行く道で獅子舞とドラゴンダンス(日本語では何というのでしょうか?長崎でもやってると思うのですが…)が出ていました。獅子の顔も衣装も日本の獅子とはずいぶん違いますね~。香港の獅子は可愛い感じです。しなこじさんの写真の獅子も囃し方も粋な感じ。香港の獅子舞のお囃子はシンバルと笛(だったか?)で独特です。あれを聴くと興奮してしまいます。私も香港人ですねぇ。これから旧正月に掛けて獅子舞も増えるでしょう。
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福禄寿 (しなこじ)
2009-01-04 21:17:17
J.Cさん、そうです福禄寿は長寿をつかさどる神様です。
お参りを済ませると、みんな頭や身体そして手に持った玉を、なでてゆくのです、やっぱり長寿は万人の願いなのですね。
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福録寿 (J.C.)
2009-01-04 09:28:38
ごめんなさい!
あまりの懐かしさに上のコメント名前とタイトルを混同してしまいました。
やはり前夫の事に触れたからかしら???
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Unknown (福録寿)
2009-01-04 09:24:00
そう、そうこのお爺さん(あっ失礼!この神様)見覚えがあります。
香港では確か「寿神翁」と呼ばれていると思うのですが、正確かどうか???
たしか長寿の神様のはずです。
香港では「福録寿」は三人の神様で年配の人がいる家では置物が飾ってあります。
30年前の我が家(その家族は離婚の為破壊)も大きいのが飾ってありました。
わたしはそれが好きではなく、よく前夫とけんかしたものです。
今思えば、その「福録寿」もちょっぴり懐かしい気もします。
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