夏の風物詩浅草寺の「四万六千日」には境内でほおずき市が
開かれます。
連日の猛暑日に少しでも早めにと、8時過ぎに家を出ました。
おみやげやさんの並ぶ仲見世を抜け宝蔵門前に出ると、
すでにほおずきやさんが店開きしていました。
浴衣姿のお店の人、ほおずきやさんは120店舗並びます
本堂にお参りです
四万六千日(しまんろくせんにち) 観音さまの縁日は毎月18日、
この日に参拝すると、百日分、千日分参拝に相当するご利益(功徳)が
得られると信仰されていました。
中でも7月10日は千日分と最も多く「千日詣」と呼ばれていましたが、
享保年間(1716~36)頃より四万六千日と呼ばれるようになりました。
約126年分にもなるこの数は、米1升分の米粒の数が約46000粒で、
1升と1生をかけたなど諸説あり、定説はありません。
この10日を待って一番乗りで参拝したいという人々の思いから、前日9日より
人出があり、7月9,10日両日が四万六千日の縁日となりました。
一方江戸の昔、落雷のあった農家で「赤とうもろこし」を吊るしていた農家だけ
無事であったことから文化年間(1804~18)以後に「雷除け」として赤とうもろこし
が売られるようになった。
明治初年赤とうもろこしが不作で出店できなかったことから、人々の要望により
「四万六千日」縁日に「雷除」の札が浅草寺から授与されるようになった。
(ほおずきは薬草としても使われていたようです)
ほおずきと一緒に並ぶのは「吊り忍ぶ」
水をたっぷり含んだ苔やシダ類が涼しげです
そして風鈴の音がひと時汗を忘れさせてくれます
ほおずきを一鉢買うと好きな模様の風鈴を付けてもらえます
カメラを向けたらおじさんがポーズをとってくれました
どのお店で買っても値段は同じです
こちらの鉢は千成ほおずき、小型で赤くなりません
こちらは1本づつばら売りの大きいほおずき
この不思議なほおずきは、こちらの女性のお手製だそうです
金魚が入っている風鈴が一番人気とか・・ 今年は花火模様を選びました
バラになったほおずきも買いました
カメラを持った人たちに一番人気のお店
向かいのお店のこの女性もかっこよかったです!
暑くてワンちゃんもご機嫌ナナメ?
朝10時を過ぎた頃なのに、強い日差しにほおずき市を楽しむ
気力も失せて、早々と退散です。
例年ですと雨の心配もある頃ですが、記録的な猛暑日続きに、
見物する人々も、ほおずきを売る人たちも汗だくでした。
涼を求めていつもの「梅園」でひと休み
あつ~い日はこれが魅力です、注文したのに
アイスクリームがのってない? と思ったら
下にもぐってました、氷メロンアイスクリームです
すぐに汗が引きました。
週末の朝顔市には都合で出かけられなくて、
四万六千日にお参りしました。
猛暑日のほおずき市、暑すぎましたが、夏の風物詩を
楽しみました。