しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

「お練り大法要」

2013-05-13 21:17:30 | Weblog

                    回向院で出開帳が行われているのに合わせて、
                    東日本大震災 犠牲者追悼・被災地復興祈願の
                    「お練り大法要」が国技館通りで行われました。

 

                   

                      国技館から両国駅を通り回向院までの道です

 

             

              大法要は善光寺木遣り保存会を先頭に、生憎の雨模様の中始まりました

 

          

             白鵬、日馬富士両横綱を先頭に、三役以上の力士らが続きます

 

        

                 沿道からは掛け声が上がりました

 

        

                    さすがに横綱は、ひときわ大きく見えました

 

              

                   後に続くのはお坊さん達

 

        

             見たことあるようなポーズ!  いいえポーズでなく”散華”をしてます

 

         

                 紙製連弁形の花を、仏を供養するため散布してます

 

      

 

      

         お付の人が傘を指しかけているお二人は善光寺さんのご住職のようです

 

               

                     これが散華の花びらです、いただけました。

 

                     ほんの数分間に通過してしまう行列でした。
                     このあと回向院前で法要が行われましたが、
                     とても近づくことは出来ませんでした。
                     

                     地元の子供達による稚児行列は雨のため
                     中止になってしまい残念でした。

 

            
                


「善光寺出開帳」 両国回向院

2013-05-13 07:14:43 | Weblog

                 両国「回向院」で東日本大震災復興支援出開帳が
                 開催されています。    お参りに行きました。

 

                

               開帳とは、普段は拝する事の出来ない寺院の秘仏や霊宝を
               一定期間公開し、特別に拝むことができるように祀る催しです。

               その寺院で行われるのを居開帳、他所に出て行われるのを
               出開帳といいます。

        

          信州善光寺と同じように仏さまと縁を結ぶ回向柱が立てられ、「善の綱」により
          本堂の仏さまの右の手と結ばれています。
          この柱に触れることは仏さまに触れるのと同じご利益があるといわれています。

 

                

                   この日念仏堂では特別大法要が行われました

        善光寺では松代藩が本堂建立の際、普請奉行にあたったこというご縁から、毎回
        松代町から「回向柱」が奉納されてきました。

        今回の回向院における出開帳は、東日本大震災の被災地・岩手県陸前高田市の
        復興住宅の造成用に伐採され、製材された杉の木が用いられているそうです。

               

                

                  回向院の本尊と回向柱、善の綱が描かれている。
                  本尊はかつて本堂を背にして露天に安置されていた。

                    

                         一光三尊阿弥陀如来像
                          

               絶対秘仏のご本尊さまと同じ姿をしたご分身仏です。七年に一度
               行われる「善光寺御開帳」で開帳される前立本尊とも異なり、今回の
               出開帳で特別に開帳される普段は見ることが出来ない珍しい仏さま。

 

            善光寺如来御開帳の図  

       上が開帳図、下は両国の賑わいを表した図です。  
          
       江戸時代、回向院における善光寺出開帳を呼びかけた瓦版です。左上に書いて
       あるのは「わざわざ信州に出向いて参詣・結縁しようという者もいるのに、如来さま
       の方から江戸の人々と結縁するために江戸に出てきてくださる。 そのありがたさを
       感得して、参詣するように」と勧める内容です。

     

                

                      本堂と念仏堂を結ぶ回廊には

                

                極楽浄土に通じる七法輪の林に見立てたスワロフスキーの
                念珠が林立。

            出開帳は江戸の人々の間で大変人気があり、ことに安永7年(1778)には
            60日間に延べ1600万人もの人が参詣したといわれます。

            江戸時代、回向院では合計166回の出開帳が行われ、これは江戸全体の
            4分の1、中でも人気だった信州善光寺と京都嵯峨の清涼寺の釈迦如来の
            出開帳はほとんど回向院での開帳でした。

 

                

                     木造如意輪観音菩薩坐像

              陸前高田市金剛寺の秘仏で、震災で津波の被害に遭いましたが
              後にがれきの中から奇跡的に発見されました。
              今回この観音様もお出ましでした。

                  

                        木造地蔵菩薩立像(おやこ地蔵)

                  犠牲者の供養のため、被災地である陸前高田の松で
                  造立された地蔵菩薩が都内で初の公開です。
                  父地蔵は善光寺より、子地蔵は陸前高田の普門寺よりの
                  お出ましです。

                 
                    

                         木造鳩字扁額

                   善光寺の山門に約160年間懸けられていた先代の額
                   文字の中に5羽の鳩が見えることから、「鳩字の額」と
                   呼ばれている。

                            

                              木造阿弥陀如来像

                    優美で繊細な阿弥陀如来像、4年前の解体修理によって
                    快慶工房での製作が指摘されている。
                    修復後、寺外で公開されるのは初めて。

            

                       銅造釈迦涅槃像

                   沙羅双樹のもとで入滅した時の釈迦の姿をあらわしている。

                   他にも善光寺出品の文化財が展示されていました。

                   東日本復興を願い、両国回向院での善光寺出開帳は
                   江戸時代ほどではないでしょうが賑わっていました。

                           5月19日まで開催