4月17日(土)午前7時。
目が覚めて外を眺めると、生憎なことに、空には重苦しい雲が垂れ込めています。
せっかくの高級ホテルでゆっくり過ごしたいのはやまやまですが、早々にチェックアウト。
気分を切り替え、今日の目的地エバーグレーズ国立公園に向けて出発です。
エバーグレーズはフロリダ半島の最南端に広がる、世界遺産にも指定されている大湿原。
東京都が丸々2つ入ってしまうという、途方もなく広大な湿原には、
ワニやカメや水鳥など、多種多様な動物が生息しています。
特に、淡水に棲むアリゲーターAlligatorと海水に棲むクロコダイルCrocodileの
2種類のワニが同じ地域で暮らしているのは、世界にも例がないそうです。
エバーグレーズ公園の見所は、メインパークロード(FL-9336)沿いの南部と、
US-41Tamiami Trail沿いの北部に分かれており、これらを園内で結ぶ道はありません。
時間がたっぷり有るなら両方訪れたいのは言うまでもありませんが、
今回は時間に限りがありますので、涙を呑んで南部のみ観光することにしました。
マイアミ市内のマクドナルドで朝ごはんを食べたら、市街を出てフリーウェイを乗継ぎ、
FL-821(Florida Turnpike[有料道路])に入って一気に南下します。
終点のFlorida CityでFL-9336に入ったら、あとは道なりに進むだけです。
そして右折し、FL-9336で西に行くとエバーグレーズ国立公園に到ります。
公園入り口に到着。マイアミからすんなり来れば約1時間て所ですね。
入園ゲートで料金を払おうとしたら、「今日はFREEよ~♪」
今日から1週間は“国立公園週間”で、入場料がタダなんだそうです。ラッキー
湿地帯の空気は、ねっとりとした湿気を帯びていて、日本を思い出します。
日差しがあったら、かなりキツそうです。曇りでよかった。。。
エバーグレーズのシーズンは冬。12月~3月がピークです。
亜熱帯に属するエバーグレーズの夏の暑さと蚊の多さは、見学どころじゃないとか。
そういえば、ビジターセンターの別棟のおトイレは、建物の四方が網戸で覆われていました。
誰しもトイレでは無防備になりますからねぇ。。。
みんな、熟睡しているのか、ピクリとも動きません。
まるで、観光客対策に、ビニール製の人形が置いてあるみたいです。
池の周囲を一周して元に戻ると、なにやら人だかり。
何か居るの?と尋ねると「OWL(フクロウ)だよ!!」 慌ててカメラを向けます。
「最後にいいもの見られたね~」と言いながら出口に向かう途中に、またヤツが居ました。
いやというほど(笑)ワニを見て、満足してトレイルを後にした2人なのでした。
エバーグレーズというとエアボートAir Boatに乗って観光するのが有名です。
エアボートってのは「後部に巨大な扇風機がついてるボート」だと思ってください。
TV番組『CSI:Miami』のOPで、主人公がボートに乗って広大な湿原を疾走してますが、
あれがそうです。
現地のは勿論、日系旅行会社もツアーをやってます。
北部のUS-14沿いには「アリゲーター・サファリ・ツアー」のお店がいくつもあるそうです。
でも実は、こういうツアーで行くのは公園の外なんですよ。
エアボートは植物を傷つけるし、もの凄い爆音で野生動物を怯えさせてしまうので、
公園内ではレンジャー以外は禁止されているんです。
見た目が派手でカッコいいけど、やはり国立公園では地道にトレイルを歩きたいものです。
フラミンゴにはマリーナがあり、許可を得れば釣りやボート遊びができます。
そういえば道中、ボートを牽引している車とたくさんすれ違いましたっけ。
時間が無いのでボートツアーもパス。
今来た道を引き返し、途中のウエストレイクWest Lakeに寄りました。
最後に来たのが パハヨキー展望台Pa-hay-okee Overlook。
北にオキチョビ湖という大きな湖があり、そこから流れ出た水が、
標高差たった4mという傾斜を、1日にわずか30mという非常~にゆっくりした速度で、
南の海へ流れ込んでいるんだそうです。
時刻は2時半を回り、そろそろお暇する時間となりました。
次の目的地に移動するため、パークロードを出口へと引き返します。
走り始めて間もなく、細身で鮮やかなピンク色の大型の鳥が、目の前の空を横切りました。
(一瞬のことで写真には撮れなかった。。。)
目が覚めて外を眺めると、生憎なことに、空には重苦しい雲が垂れ込めています。
雲の切れ間からかろうじて、水平線から日が昇るところが見られましたよ。 西海岸のカリフォルニアでは絶対に見られない光景です。 |
せっかくの高級ホテルでゆっくり過ごしたいのはやまやまですが、早々にチェックアウト。
気分を切り替え、今日の目的地エバーグレーズ国立公園に向けて出発です。
エバーグレーズはフロリダ半島の最南端に広がる、世界遺産にも指定されている大湿原。
東京都が丸々2つ入ってしまうという、途方もなく広大な湿原には、
ワニやカメや水鳥など、多種多様な動物が生息しています。
特に、淡水に棲むアリゲーターAlligatorと海水に棲むクロコダイルCrocodileの
2種類のワニが同じ地域で暮らしているのは、世界にも例がないそうです。
エバーグレーズ公園の見所は、メインパークロード(FL-9336)沿いの南部と、
US-41Tamiami Trail沿いの北部に分かれており、これらを園内で結ぶ道はありません。
時間がたっぷり有るなら両方訪れたいのは言うまでもありませんが、
今回は時間に限りがありますので、涙を呑んで南部のみ観光することにしました。
マイアミ市内のマクドナルドで朝ごはんを食べたら、市街を出てフリーウェイを乗継ぎ、
FL-821(Florida Turnpike[有料道路])に入って一気に南下します。
終点のFlorida CityでFL-9336に入ったら、あとは道なりに進むだけです。
フロリダ州には国立公園が多くあります。 ここで左(東)に行くと ビスケーン国立公園 Biscayne National Park 大西洋岸沿いの海の生態系を守る海中公園です。 ※ホームページ→こちら |
南国らしく、道路沿いにはヤシの木が多く見られますが、カリフォルニアとは違う種類。 ココヤシってやつですね。 |
ピューマ注意の看板 この辺りにはフロリダピューマやフロリダパンサーが多数生息しているそうです。 |
公園入り口に到着。マイアミからすんなり来れば約1時間て所ですね。
エバーグレーズ国立公園 Everglades National Park ※ホームページ→こちら |
入園ゲートで料金を払おうとしたら、「今日はFREEよ~♪」
今日から1週間は“国立公園週間”で、入場料がタダなんだそうです。ラッキー
ゲートから4マイルほど行って左折するとロイヤルパームRoyal Palmのビジターセンター。 エバーグレーズの湿原には幾つかの“島”があり、そこに敷かれたトレイルを歩いて回ります。 その中の一つ、アンヒンガトレイルAnhinga Trailを歩いてみます。 |
Sawgrassなどの背の低い草木が地平線まで続く。 その合間にところどころ水面が見えます。 |
湿地帯の空気は、ねっとりとした湿気を帯びていて、日本を思い出します。
日差しがあったら、かなりキツそうです。曇りでよかった。。。
エバーグレーズのシーズンは冬。12月~3月がピークです。
亜熱帯に属するエバーグレーズの夏の暑さと蚊の多さは、見学どころじゃないとか。
そういえば、ビジターセンターの別棟のおトイレは、建物の四方が網戸で覆われていました。
誰しもトイレでは無防備になりますからねぇ。。。
歩き出してすぐ、野鳥に遭遇 オオアオサギGreat Blue Heronでしょうか? |
今度はカメ! スッポンみたいな顔してますね。 体長1m弱。 かなり大きいです。 |
芝生の中にワニを発見しました! |
寝てる・・・ |
また居た! |
あっちにも・・・ |
まるで、観光客対策に、ビニール製の人形が置いてあるみたいです。
柵の無い側にも居ました! ち、近い・・・ 正直、2mと離れてないです。 |
ちなみに、規定では「15feet(5m)離れましょう」となっています。 だって、気付いたら近くに居たんだもん~ |
ワニのそばだというのに、のんびりと寛ぐ野鳥達 この辺りに居るのは、比較的大人しいアリゲーターだとはいえ、緊張感なさすぎ |
トレイルの奥まった浅瀬は、ワニの楽園と化していました。 爬虫類が苦手な人、 本当にゴメンなさい~ |
うじゃうじゃと 居るわ居るわ、、、 いやはやもう、、、 なんと言っていいやら 何故か無性に、笑いがこみ上げてきました。 |
幸せそうな寝顔ですね~ 今日のような曇天は、ワニ達には絶好のお昼寝日和なんでしょうか。 |
ここでも、寝ているワニのすぐそばに野鳥 |
あ、こいつ起きてた。。。 |
緑が生い茂って陸と見える場所も、下は水だったりします。 |
水面を覆っているのは マングローブMangrove |
マングローブの間を悠々とワニが泳いでいきます |
あーあ、くつろいじゃって、 もう、、、 なんだか愛嬌すら感じます |
Gumbo limboの枝にAir plantの花が咲いていました。 南国情緒を感じます。 |
トレイルでは他にも様々な野鳥を見ることができました。 ヘビウAnhingaや ムラサキバン Purple Gallinule、 シロトキWhite Ibisなどなど ここは野鳥の楽園でもあります。 |
池の周囲を一周して元に戻ると、なにやら人だかり。
何か居るの?と尋ねると「OWL(フクロウ)だよ!!」 慌ててカメラを向けます。
レンジャーが「今年お初だわ」と言ってました。 なかなか貴重なものが見られたようです。 最初に見つけた人、偉い! 感謝!! |
「最後にいいもの見られたね~」と言いながら出口に向かう途中に、またヤツが居ました。
比較的大人しいとはいっても、 やはりその歯は鋭いです |
いやというほど(笑)ワニを見て、満足してトレイルを後にした2人なのでした。
エバーグレーズというとエアボートAir Boatに乗って観光するのが有名です。
エアボートってのは「後部に巨大な扇風機がついてるボート」だと思ってください。
TV番組『CSI:Miami』のOPで、主人公がボートに乗って広大な湿原を疾走してますが、
あれがそうです。
エバーグレーズの湿原は水深が浅く、スクリューに藻が絡んだりして、普通のボートは使えないんですって。 |
北部のUS-14沿いには「アリゲーター・サファリ・ツアー」のお店がいくつもあるそうです。
でも実は、こういうツアーで行くのは公園の外なんですよ。
エアボートは植物を傷つけるし、もの凄い爆音で野生動物を怯えさせてしまうので、
公園内ではレンジャー以外は禁止されているんです。
見た目が派手でカッコいいけど、やはり国立公園では地道にトレイルを歩きたいものです。
パークロードをさらに奥へと進み、終点のフラミンゴFlamingoに着きました。 |
そういえば道中、ボートを牽引している車とたくさんすれ違いましたっけ。
フロリダ湾に面して視界が開けます。 天気が悪いのがホントに残念でなりません。 |
海が近いのでペリカンPelicanなどの海鳥が多い。 子供がこんなに近付いても、逃げもしません。 |
ここではボートツアーに参加、あるいはボートを借りてマングローブの林の間の水路を探検します。 海水に棲むクロコダイルや、運が好いと野生のマナティManateeが見られるそうです! (が、見れたという話はトンと聞かない。。。) |
時間が無いのでボートツアーもパス。
今来た道を引き返し、途中のウエストレイクWest Lakeに寄りました。
ウエストレイクは、マングローブ林の中にある湖です。 |
林の中のトレイルを歩くと、複雑に絡み合う無数の根や気根の様子が堪能できます。 |
最後に来たのが パハヨキー展望台Pa-hay-okee Overlook。
エバーグレーズは、一般に“湿原”と言われますが、本当は“河”なんです。 水深15cm(センチ)ほど、しかし 幅は約150km(キロ)!! (↑書き間違いでない証拠に フリガナつけときました) |
標高差たった4mという傾斜を、1日にわずか30mという非常~にゆっくりした速度で、
南の海へ流れ込んでいるんだそうです。
短いトレイルを歩く間も野鳥に出くわす。 これはトキの系統でしょうかね。 空を舞うのは、、、 もしやハクトウワシ? |
時刻は2時半を回り、そろそろお暇する時間となりました。
次の目的地に移動するため、パークロードを出口へと引き返します。
走り始めて間もなく、細身で鮮やかなピンク色の大型の鳥が、目の前の空を横切りました。
(一瞬のことで写真には撮れなかった。。。)
てっきりフラミンゴだと思いましたが、(←昔はたくさん居たらしい) あとで調べたらベニヘラサギRoseater Spoonbillだったようです。 (写真はwikiより拝借) |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます