カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

大瀑布紀行~初日

2008-07-09 12:47:05 | 旅行:ナイアガラ
“第○月曜日”という設定の多いアメリカの祝日の中で、
珍しく“7月4日”という日付で定められている独立記念日。
今年はなんと金曜日にあたっているため、3連休になりました♪
気候も好い時期ですし、折角なので、ちょっと遠出することにしました。
でも今回はただの“遠く”じゃありません。
なんたって、海外旅行なんですから~

我が家における“アメリカにいる間に行っておきたい所”のトップ3の一つ、
ナイアガラ・フォールズNiagara Fallsに行って参りましたですよ。
南米のイグアス滝、アフリカのヴィクトリア滝と並ぶ三大瀑布のひとつ、ナイアガラの滝は、
カナダとアメリカの国境にまたがって位置する、言わずと知れた世界有数の観光地。
アメリカ側からのアプローチも可能ですが、今回我々はカナダ側から攻めてみました。
それでは2泊3日のナイアガラ旅行記、はじまりはじまり~

7月4日(金)
午前6時半、まだ薄暗いアーバインを出発。ロサンゼルス国際空港LAXに向かいます。
道中、霧が濃くて、飛行機の発着に影響が出ないか心配したけど、空港近辺は大丈夫でした。

ほっとひと安心。

まずは空港到着前にマックで腹ごしらえ。
その後、空港から少し離れた、長期利用者用のパブリックパーキングに車を預け、
無料シャトルでターミナルに向かいます。
空港の入り口では検問をやってました。ダンナ曰く「こんなの初めて見た」
シャトルバスはスルーですが、自家用車はいちいちチェックされてます。
各ターミナル前にもパトカーがいっぱい。厳戒とまではいきませんが、かなり警戒態勢。

連休とあって混雑を予想してましたが、まだ朝が早いので思ったより人出は少なかったです。
係員に「機内預け荷物がない」と言うと自動発券機を案内されました。
パスポートを読み込ませると予約内容が呼び出され、するするとチケット発券。簡単だなー

搭乗券が手に入ったら、さっさと出国手続きを済ませましょう。
アメリカから日本以外の国に出国するのは初めてなので、ちょっと緊張ぎみに列につく。
順番が来ると、まずパスポートのチェック。
特殊ライトを当てて執拗に眺め回した挙句、別の係官に何やらゴニョゴニョ相談してる。
ちょっと待ってー なにか問題でもー?!
ドキドキしたけど結局「OK」と言って通してもらえました。
あーよかった。しかし何が問題だったんだ?

お次はX線検査。鞄や靴を検査台に載せ、ゲートをくぐる。
何も音はしなかったのに「そこで待て」 えぇっと、なにか問題でも?!
ドキドキしながら待ってたら女性係官がやってきて全身を前から後ろから隈なくボディチェック。
その間、別の係官は鞄の中をチェックチェックチェック。ひえぇっ、厳しい!!
しかし結局ここでもお咎めはなしで無事出国検査を終了しました。
つ、疲れた~~

実は数日前、LAXで爆発物騒ぎがあったんですよね。
この日は独立記念日ということもあって、特別警戒態勢だったのかもしれません。
全ての人が同じ扱いを受けてましたから、混雑してくると恐ろしく時間がかかるでしょうね。

全体としては予想外にスムーズに手続きが済んだので、搭乗時間までまだ充分時間があります。
今回の旅行ではアメリカン航空(AA)を利用するのですが、機内食が出ないという事前情報。
そこでゲート横のスタバでコーヒーと一緒にマフィンやらケーキやらを買い込みました。
クッキーも持参してますから、これで到着までは保つでしょう。
空港内の職員が移動にセグウェイを使ってました。

これを見ると私、
「ああアメリカに居るんだなぁ」
と思うんですよね~

そうそう、今回は海外旅行なのでアメリカを出国はしますが、
3日間という短期間なので、I-94(出入国カード)はそのままでしたよ。知らなかったなー

午前9時50分、ほぼ定刻どおりにテイクオフ。これから約5時間は空の上です。
ドリンクサービスは離陸後と到着前の2回ありましたが、予想通りミールサービスは無し。
サンドイッチの販売もあるようですが、みんな自分で持ち込んだ食料で食事してましたね。
食事も出ないことだし(←しつこい)、ゆっくり休みましょう。

午後5時35分(カナダ時間)、定刻どおりトロント・ピアソン国際空港に到着。
緯度の高いこの辺りは、ロス以上にまだまだ明るいです。
入国審査を終えたら、
目の前にカナダの国旗。

あ~カナダに来たんだな~
としみじみ実感

さあ、次はレンタカー会社のカウンターで車の借り出しの手続きです。
空港から滝周辺までの移動手段は、シャトルバスや長距離バス、鉄道、タクシーなど様々ですが、
やはりレンタカーだと何かと自由がききますからね。
今回の我々の“足”になってくれたのはこちら↓
TOYOTAのカローラくん
3日間よろしくね♪

午後6時半、ナイアガラの滝に向け出発。約1時間半のドライブです。
まだ陽も高いし、フリーウェイに乗るとすぐに“Niagara Falls”の案内が出るから楽な道行き。
カナダも右側通行です。
赤信号右折もあり。

ただし距離や速度の表示単位は“キロ”です。

滝に近づくと看板がお出迎え

遠くにタワーやホテル群が見えてきました。

午後8時、今回のお宿シェラトン・オン・ザ・フォールズSheraton on the Fallsに到着。
しつこいようですが
こんなに明るくても
午後8時過ぎです。

私達のお部屋は6階。部屋からの眺めは、、、
おおぉ、絶景~
さすがは“Full Falls View Room”。アメリカ・カナダ両方の滝が見えます。
ここに来たらやはり“滝が命”ですからね。少々高くてもこちらを選ぶしかないっしょ。

荷物を置いて一息いれたら、さっそく滝見物に出かけましょう。
午後8時半を過ぎたとはいえ、まだ日没前。
ちょっと疲れてるけど、せっかくなのでテーブル・ロックまで行ってみます。

川沿いのナイアガラ・パークウェイは滝を眼下に臨む絶景ルート。
歩道には観光客がいっぱい張り付いてます。道路反対側の公園にも人がいっぱい溢れてる。
今日はアメリカの祝日なので10時から花火があがるんです。
1時間以上も前から既に場所とり合戦してたんですね。
テーブル・ロック前の駐車場も満車に近い状態でした。滝周辺は駐車場が少ないです。

滝に近づくとフロントガラスに水滴が、、、ワイパーが必要です。道路には水溜りも出来てる。
カナダ滝の水しぶきがここ(滝の上)まで上がってきてるんですよ!驚き!!

テーブル・ロックTable Rockはカナダ滝の真横にある有名なビューポイント。
滝に向かってテーブル上に突き出しているので、水が落ちていく様子をかぶりつきで見られる。
車を降りてテーブルロックに近づくにつれ、空から落ちてくる水滴の量が増します。
ちょっとした雨降り状態。正直、傘を差したいくらい。
滝を見たいのですが、霧雨のような水滴が絶え間なく降り注ぎ、目を開いているのも難しい程。
日が落ちて辺りが急速に暗くなったせいもあって、滝がよく見えません~

已む無くテーブル・ロック・コンプレックスTable Rock Complexに避難。
おみやげ物屋さんやフードコート、レストランが入った複合施設です。
レストランに入ると時間がかかってしまって、花火に間に合わないかもしれないので、
今日の晩ご飯はここのハンバーガーにしました。

食事をして一休みしたら、そろそろ花火の始まる時間。濡れるのはもう覚悟して外に出ます。
相変わらず水しぶきが降ってきますが、アメリカ滝寄りの方に移動すると少しだけマシ。
水煙の向こうにカナダ滝が見えます。もの凄い轟音が滝の勢いの激しさを伺わせます。
2つの滝がライトアップされていて幻想的な景色。
でも風向きによって水しぶきが飛んでくるので、おちおちカメラを構えられません。

滝の向こうはアメリカ。独立記念日とあって、あちこちで花火があがっているのが見えます。
そうこうしている内、こちらでも花火があがり始めました。
滝は赤・青・白の星条旗カラーで照らされています。周囲は拍手と歓声で大盛り上がり
たった10分間のショーですが、見られて本当によかった~
※ナイアガラ花火ショーの情報はこちらをどうぞ

余談ですが、花火の写真は相変わらず上手く撮れません誰かコツを教えて欲しいです。
やっぱり三脚買わなきゃダメかな。。。


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