カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

もうひとつのComplete!

2010-03-18 18:08:03 | 生活・習慣
アメリカで流通している硬貨は全部で6種類。
1¢(ペニーPenny)、5¢(ニッケルNickel)、10¢(ダイムDime)、25¢(クォーターQuarter)、
そして50¢(ハーフダラーHalf Dollar)と$1(ドル)。
(↑ただし、こいつらには日常生活では滅多にお目にかかりませんが)

これらを区別し、使い分けられるようになるまでには、結構時間がかかりましたっけ。。。

アメリカではしばしば、企画された図柄とは異なる意匠の記念コインが発行されまして、
これを集めるのも、アメリカ生活の楽しみの一つです。

例えば、一昨年まで“50 State Quarters Program”(※)というのをやっていまして、
我が家でも無事、コンプリート致しました。
※「1999年から2008年までの10年間、全米50州にちなんだ25セント硬貨を毎年5種類ずつ、
  アメリカの州として認められた順に発行する」という企画
 (関連記事→アメリカの25¢硬貨は何種類?、 “ハワイ”が来た!

1¢コインの表の図柄は、第16代アメリカ合衆国大統領Abraham Lincoln
彼はアメリカン人には歴代大統領の中でも一番人気がありますが、
2009年には、リンカーン大統領の生誕200周年とリンカーン・セントの発行100年目を祝して、
4種類の記念1¢コインが発行されました。

[左上]Aspect 1: Birth and Early Childhood in Kentucky (1809-1816) 生誕および幼少期
[右上]Aspect 2: Formative Years in Indiana (1816-1830) 成長期
[左下]Aspect 3: Professional Life in Illinois (1830-1861) 州議員時代
[左下]Aspect 4: Presidency in Washington, DC (1861-1865) 大統領時代
とまあこのように、リンカーン大統領の人生を反映したデザインとなっています。

アメリカでの生活に慣れてくると、クレジットカードを利用することが多くなるし、
小銭がジャラジャラ財布に貯まらないように、コインを工夫して使うようになるせいか、
この記念コイン達にはなかなか出会えなくて、集めるのにえらく苦労しましたが、
遂に先日、無事コンプリートしました~!
これでまた一つ、アメリカ生活の記念品が増えたぞっと

他にも、現在進行中の記念コインプログラムがたくさん有ります。
アメリカの国立公園の“America's Beautiful National Parks Quarter Dollar Coin”とか、
アメリカの自治州の“the District of Columbia and five U.S. territories”とか、
集めだしたらキリが無い。。。 (でも欲しい~

興味のある方は造幣局のサイトをチェックしてみては如何でしょう?
※アメリカ合衆国造幣局The United States Mint 公式サイト→こちら
通信販売もやってますよ~♪


【おまけ:1¢コイン豆知識】

現在の1¢コインの裏面の標準デザインは、ワシントンD.C.にあるリンカーン記念館となっています。
1959年に、リンカーン生誕150周年記念の一環として改定されました。

(写真はwikiより拝借)
この建物内には高さ5.8mという、リンカーンの巨大な大理石の坐像が据えられていますが、
なんとコインの建物の中央部分にも、ちゃんとリンカーンの坐像が描かれているんですよ~
本っ当~に小さいので、よーく目を凝らして見ないと気付かないくらいですけどね。


(写真はwikiより拝借)