カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

“L.A.ナンバー1”のイタリアン

2010-03-16 16:26:06 | グルメ
アメリカでは3月14日(日)午前2時からサマータイムが始まりました。
日に日に気候も好くなって、いよいよ(今度こそ!)本格的な夏到来といったところです。

夏時間で1時間時計を進めると、午後6時は昨日までの午後5時。
だんだん日も長くなっているので、昼が長くなり、夜のお出掛けがしやすくなります。
そこでさっそく日曜日、以前からチェックしていたレストランに行って来ました。

Angelini Osteriaというレストランなんですが、
某ガイドブックによれば“地元誌がこぞって「L.A.ナンバー1」と絶賛する”との触れ込み。
「L.A.を代表する超高級イタリアン料理店VINCENTIで腕を振るった名シェフによる、
 ロサンゼルスで今最もホットなイタリアンレストラン」とべた褒め状態で、期待が高まります。

午後6時の予約にあわせて
店に到着。
まだ外は明るくて、全く夜の気配はありませんね。
Beverly Blvd.に面したお店は、派手な看板など無く、こじんまりとした店構え。
知らない人はレストランとは気付かず、見落としてしまいそうです。
席に着くと、メニューも開かないうちにテンコ盛りのパンがサーブされました。

パンを齧りながら、ゆっくりお料理を品定め。

注文もしないうちにテーブルに置かれてビックリしてたら「パンと一緒に食べるんだよ!」だって。

レンズ豆でしょうか?
少し酸味のあるマリネで、
思いのほかパンとよく合います。

まずは前菜。
シンプルな茸のグリーンサラダはあっさり味。
チーズと一緒にいただくといい感じです。

Farro(スペルト小麦)のサラダ

バルサミコ酢がしっかりきいてて、最初クドイかな~と思うんですが、小麦のプチプチもちもちした食感と合ってて意外と後を引き、箸(フォーク?)が進む進む。。。

サラダを食べ終わる頃には、店内はすっかり満席になっていました。
予約して来てよかった~

メインはWeekly Specialにしました。
Saltimbocca alla Romana
Veal with Prosciutto,Sage and White Wine

仔牛肉のソテーですね。
お肉が本当に柔らかくて
ジューシィ

ボロネーゼは実はメニューには載ってなかったんだけど、ウエイターさんに聞いたら「有るよ!」
チーズとお肉とトマトソースのバランスが絶妙で、こってりしてるんだけど油っこくない。
パスタの茹で加減もばっちりアルデンテでした。

当然、デザートも行きますよ~
やっぱり外せない
ティラミス

コーヒーとシナモンとお酒が効いた、“正統派”って感じのお味。
オープンタルト

固焼きのショコラタルト地の中にコーヒームースとヘーゼルナッツのジェラートが乗ってます。

上品さと手作り感が同居してる感じがグ~
甘さの加減も日本人好みです。

イタリアンといってもアメリカっぽいのやフランスっぽいのや和風っぽいのと色々ありますが
ここのは、特別なアレンジを施していない“純粋なイタリア家庭料理”という印象です。
ドレスアップして気取っていただく高級料理というより、日常のお食事って感じ。
ウエイターさん達は、言葉や顔つきから、恐らくイタリア人みたいで、陽気で気さくな応対。
肩肘はらずにリラックスしてお食事できました。
Angelini Osteria

7313 Beverly Blvd.,
Los Angeles
TEL:(323)297-0070

※ホームページ→こちら
(週末の予約は電話のみ)


ところで夏時間移行に気をとられてましたが、3月14日にはもう一つ大事なイベントが。。。
3月14日といえばホワイトデーじゃありませんか~

アメリカでは、バレンタインデーには男性から女性に贈り物をするのが常で、
当然“ホワイトデーにお返し”なんて習慣は無いから、周りでもそういう話題が出ないんです。
しかし我が家ではワタクシからチョコレートをプレゼントしますので、
当然、ホワイトデーにはお返ししてもらいますよ!

と言っても当の本人も忘れてた位だから、ダンナの方は推して知るべし。。。ですね。

食事の後でそのことに気付いた暢気者たち。
「ちょうどホワイトデーのディナーになったね~」と笑い合ったのでした。