やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

一周遅れかも?   やれこら やれこら

2015-01-23 07:31:04 | 今日のやれこら
瀬戸内の島に来ています。
海は穏やかです。
その穏やかな海沿いの道を,車で走っています。

「がんばれ,がんばれ!」
県道に沿った歩道の途中に防寒具を着た先生が立ち,手を叩いて声援をおくっています。
2,30人の小学生が,列になってその歩道を走っています。
歩道を走ってはいますが,万が一よろけて車道に倒れると大変です。
スピードを落とし慎重運転で通り過ぎます。

200m先には,フェンスで囲まれた小学校の校舎とグランドが見えます。
先頭の子は,既に校内に入っているようです。
二人,グランドを走っているのが見えます。
正門から入り,グランドを回ってゴールのようです。

男の先生が,自転車で生徒の最後尾について走っています。
一人だけ,みんなから離れた子がいます。
白い半そでに白い短パンの体操服です。
その体操服が,いかにも窮屈そうです。
“みんなより早く大きくなったんだもんなぁ,仕方ない”
“歩くなよぅ,あと少し,もうちょっとだ,がんばれ”
車の中から声援をおくります。

“えっ,そんなの有り?”
“新聞の投書欄で取り上げる?”
一月以上前の地方紙に載っていた投稿を,思い出したんです。
投稿の内容は,
・子供が通う小学校で“マラソン大会”が有った。
・子供の“頑張る姿”を応援したくて出かけた。
と,
ここまではどの親でもよくある事です。
で,
・マラソンコースで子供を見つけ,走っている他の子に交じり“伴走”した。
・子供も親の“伴走”を喜び,一生懸命頑張った。
・その頑張る子供の姿に,親も“感動”した。

“時代に乗り遅れているのかなぁ?”
“初出勤に,親が付き添いする事もあるらしいからなぁ”
“子供の代わりに,親同士がお見合いする企画があるそうだし”
“前を走っているつもりだったけど,一周遅れかも知れないなぁ”
                     やれこら やれこら