サイヤ社長のブログ

福島県南相馬市で青果食品惣菜スーパー「Saiya」を経営しています。
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南相馬市から7月15日朝

2011-07-15 05:11:58 | 日記
若い世代の人たちに聞いても、今、緊急時避難準備区域の規制が解除になっても、帰ってくる気持ちは無いようです。
国がまた、今の状態で早まって規制を解除すると、ますます、不信感だけが募って、多くの若い世代の家族はもう故郷に見切りをつけることになりそうです。
安全、安心な状態にしない限り、戻って来いといっても、無理でしょう。なぜこんな簡単な事が、国や行政はわからないのかな。
8月にこの町の汚染マップができてきます、少しでも放射能の値を下げるにはやはり除染が必要ですから、市には予算が無いと言っているそうですが、除染しない限り、帰ってこないわけですから、ぜひ行なってもらいましょう。
管総理、福島に来るそうですから、そのことをみんなで訴えたいものです。
もう、だまされません。管総理、脱原発の前に除染です。南相馬市に人が住んでいいのなら、安全を説明してください。

『災害ユートピア』

ユートピアは災害以外では実現されないのだろうか。法律で社会制度に組み込むことはできないのか。
もっと親切で寛大で、市場主義でない世界をつくるべきのようだが、だが、そんな世界はもうできている。たとえば。親は子供を育てるのにお金を取らないし、友人の話を聞いてあげた後に請求書を送りつけたりはしないだろう。もちろん、ボランティア活動や慈善活動をする組織もたくさんあり、すでにそうした社会は存在しているのだ。

つまり、政府や企業など公式の組織は冷徹で、貧困を生み出し、食糧や医療、住まいに恵まれない人々を生み出す。だが、非公式な組織がその埋め合わせをし、ホームレスの人々を助けたり、さまざまなボランティア活動をしたりしている。目覚めた人々がいて、彼らが非公式な制度として、隠れた(心ある政府)として機能しているのだ。

災害は、彼らの存在を求めているだけではなく、顕著に光をあてるのだ。この世は資本主義だと言われるが、こうした非公式な制度が多くの生命の持続を可能にしていることを忘れてはならないのだろう。
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