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トランジション日記 ~ 変化、変遷

トレイルラン、マラソン、トライアスロンなどレースレポート、ほか、雑感の記録です

▲ スイスダボス レース後、反省と次回に活かす点 ▲

2009年07月25日 | Swiss Davos Marathon

レース後、反省と次回に活かす点をまとめます。
すぐに書いておかないとわすれるので・・・

◎○良かった点
・アミノ酸のメダリスト。3袋持って、途中途中で作って行った。
・アメ玉、キャラメルの数。20個、アミノバイタル2個
・デジカメ
・雨具とウィンドブレーカ兼用
・手袋、軽くて装着感が良かった
・リップクリーム。日焼け止め。


▲×良くなかった点
・ハイドラの水は重かった。2リットルじゃなくて、1.5か1リットル。あとは
エイドステーションの水を積極的に給水すればよい。
・エイドの食事は結構ある。多く持たなくても良い


Swiss Davos マウンテンマラソン 78.5Km レース当日

2009年07月25日 | Swiss Davos Marathon

Swiss Davos マウンテンマラソン 78.5Km レース当日。

スタート時、スウェーデンの選手とダベりながら会場へ向かう。3回目らしい。
9時間台目標という事で、かなり速い奴。

スタート地点で他の参加者の同じゼッケン色(78km)の姿が妙に身軽。ザック無しのカラ荷姿がほとんど。『あれ?』おかしいぞ?と思ったら、みんな荷物ボックスに投げ込んでました。ボックスには『Bergun』という看板。これは39km先の地名だなー。どうやら、荷物を先に運んでくれるシステムらしい。これは大変オイシイ!完走確率もあがるってもんだ!
大事な装備を預けるのはちょっと不安ながらザックを預けてニコニコ。

スタート【SportsZentrum → Bergun】 (39km)

スタートは31km組と同時。その分、人数が多くてやや混雑、
まずは街中を5kmほど沿道の応援が賑やかです。
大小のカウベルをならして応援してくれるのがスイスらしいです。すぐに山道に入ります。カラ荷は体が軽いな~。
氷河急行の軌道沿いのコースもあり、渓谷と赤い列車の風景は
鉄道ファンじゃなくてもついつい見とれてしまうほどでした。
軌道横の歩道を走ります。薄い鉄板の上で足元が揺れて、これが結構コワイ。でも眺めは最高!でも足元見ると数百メートルの絶景の渓谷。見てると吸い込まれそう。見たいけど、見ないようにして走りました。
スタートから39km地点のBergunに3時間32分で到着。時速換算で11.1km/h。予定より50分ほど速く、まだまだ元気だぞ、、、と。
Bergunで自分の荷物は無事GET。

【Bergun→Keschhutte】区間13.9km (52.9km地点) 高低差 1400m 平均斜度 9.7%
ここから山岳ルート。標高2632mのKesch小屋に向けて登り。途中で老人と少年と大型犬の応援が丘の上に居るのを発見。ルックスは全く違うのに周囲の風景からどうしてもペーターとヨーゼフとアルムおんじに見えてしょうがない。
「おじ~さーんー、ペーター」とは叫びませんでしたが
心の中で絶叫。「♪口笛はなぜ~遠くまで聞こえるの~♪あの雲は・・♪」
ハイジの歌を頭の中で歌いながら・・・しまった、2番の歌詞を覚えて来なかった。んで1番の歌詞だけ何度も繰り返し。あー飽きてきた。でも歌が止まらない。
写真の様に氷河侵食のカール地形が美しいルート。
程なくKesch小屋に到着。6時間14分経過。
この区間でのスピードは時速換算で5.1km/h。
ほぼ予想通りのスピード。一番心配していた区間なのでいい感じでクリアできました。
【Keschhutte→Scallettapass】区間7.2km (60.1km地点) 標高2600m付近、ほぼ平坦。
Scalettapassまで美しいカール横の稜線をトラバース。
見飽き無い美しい風景に見とれます。
レースも忘れて写真取りまくり。何やってるんでしょうね。標高も高いせいか、息も切れ気味。心拍もすぐ上がります。
それでもふつうにヤギも居ます。
ちょっと下に牛もいてカウベルの音が谷間にこだまします。
と、ここで腹痛がしたのでトイレ休憩。宮古島のランと同じ現象だなー。いてて。

上空は黄色のヘリコプターが何度も巡回してくれます。
色からして国は違うけどサンダーバード4号を思わせてすぐ救助してくれそうで安心感大です。

【Scallettapass→ Durrboden】区間4.3km (64.4km地点) 下り600m 斜度▲13.9%

ここで下りで、右ひざに時々痛み。ある特定の下り角度とスピードでズキッと痛くなる。ヤバイ。
痛くない角度や足運びを探しながらスピードを調節。
やっぱ俺の場合、60km超えるとなんか起きるな。
大きく下ったところでエイドのDurrbodenに到着、少し安心、でも止まるとまた走り出したときに痛いからあまり長く停止しないように。また腹痛でトイレ休憩。
この時点で9:01:09経過。ゴールまであと14km。
下りなのに登りなみの時速5.1km/hにペースダウン。
予定より4割増しで遅い!『リタイヤは嫌だー!』『制限時間内にゴールしたいぞー!』と心で叫ぶ。『おじーさーん!』『ペーターー!』   いかん。 どうしても絶叫系のセリフは最後がアニメ表現になってしまう。

■【Durrboden→SportZentrum】区間14.1km (78.5kmゴール) 500mのゆるいくだり 斜度▲3.3%
右ヒザ時々痛みました。コース横の牛は草たべるのに忙しいです。
カウベルの音が伝えられればスイスっぽいんですが・・・そういえばコース中に牛のフンはいっぱい落ちてました足元注意です。
林道を大きく下って、いきなり街へ出ます。すぐにゴールのSportZentrum。
10時間45分12秒でゴール。
予想より1時間ちょい速くクリアできました。完走Tシャツとメダルと
ノンアルコールビールもらいました。
でも腹減りすぎて寒かったです。
※コースは予想以上に素晴らしかったです。山好きにはたまらないです。天気が良かったのも幸いでした。
ただレース運営はアイアンマンの方が洗練されていると感じました。