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トランジション日記 ~ 変化、変遷

トレイルラン、マラソン、トライアスロンなどレースレポート、ほか、雑感の記録です

ソフトバンク海外携帯での費用最小化

2011年09月26日 | UTMB_2011

これまた備忘録、&来年の方にご参考。

UTMBでは携帯所持が必須でした。私は普通は海外にケータイ持って行かない主義です。スイスアルパインダボスの時も持たず。

レンタルケータイにしようかとも思いましたが、借りるだけで1万円くらいかかりそうですし、手元の3G携帯が海外ケータイ対応(フランス、スイス、イタリアの3国でローミング可)でしたので、持って行くことにしました。

心配なのは勝手に日本からかけられたり、S!メールが来たりしてしまうこと。これはなんとか防御したい。

やりたいこと

1.現地からかかる電話は受けたい。

2.現地での発信で現地とだけ会話したい。(日本とは会話しない)

3.日本から着信したくない(費用がかさむので)

4.e-mailはケイタイで受信したくない。Webも携帯では使わない

ソフトバンクのショップで確認しました。時間かかりましたけど

1-3は設定画面から「国際発信全規制」という設定があって、これをやればいいそうです。日本から着信したくないのに発信規制?という意味がわかりませんでしたが、日本から発信させないという意味なんでしょうね。

4は方法が無いという事でした。e-mailサービス停めるとSMSも受け取れないので。

メールは手動受信にして、e-mailはメルアドを適当に変えました。帰国後に元に戻しました。新しいアドレスは教えなければこない。これで変なジャンクメールは来ないぞと。

念のため、一定額STOPサービスに申し込み。月100円なので、安心料。ネットやウェブメールはパソコンでホテルの有料LANで受信するので大丈夫。

結局、これで余分な通話料はかかりませんでした。必要な現地ショーとメッセージは受信できてましたし、成功ですね。

 

 


UTMB 立体地図 Massif du Mont Blank

2011年09月10日 | UTMB_2011

Massif というのは山塊という意味だそうです。

シャモニの本屋さんで地図を探していたら、立体地図がありました。19€でしたが、こういうの自分用に欲しかったので購入。よって2D地図はパス。

圧迫すると平たくツブれそうなので、これをオフィシャルの買い物バッグに入れて慎重に運びました。

これでようやく、エギーユデュミディとかモンブランとかの位置関係がわかりました。3D想像力の無い私にはぴったりの品。UTMBのコースも(TMBとして)載ってます。地図上はTour Du MontBlankという表記ですね。辛かったセーニュのコルとかグランコルフェレも・・・何もかも、みな懐かしい・・・

中央がシャモニ、右下に延びているのがエギーユデュミディへのロープウェイです。

クールマイヨール側からモンブラン、右上がグランドジョラス。これで見るとRefugee Bonatiは起伏無さそうに見えるのに、急登だったなあ・・

TMBのコースに行った人ならずっと眺めてても飽きないですね。

 


トイレ袋(支給品)

2011年09月08日 | UTMB_2011

支給品のトイレ袋です。結局胃腸の調子はバッチリで、使わずに済みました。「トイレの無いエイド間でもよおしたら、コレを使って、次のエイドで捨てよ。」という説明でした。犬のウンチ袋と同じ感覚ですね。

この辺が徹底されているところはいいなと思いました。


それでも濃密で楽しかったUTMB

2011年09月06日 | UTMB_2011

仕事の都合や、家族との調整もあり、今回は本当に良く参加できたなあというのが正直なところです。なにかの条件が合わなければ不参加になっていたので、スタートラインに立てたのが嬉しかったです。だから、5時間遅れでも中止じゃなければ「行くぞ!」って感じでした。

しっかり計画して、木、金にシャモニ周辺の観光をしっかり入れたので、これまた堪能できました。UTMBのブースもトレラングッズ満載で、シャモニはまさにトレランの聖地。

トレランギアは1パターンだけにして、スペアシューズとかウェアは現地で調達した方がいいくらいですね。

天候も大変良く、雨や嵐だったのは、レース中くらい。それでも昼間は晴れました。雄大な景色の中を走れてラッキーでした。

コースの6割強、憧れのクールマイヨールを越えて、109km地点までいけたのは嬉しかったです。

右内側のくるぶしが痛かったので、良くいけたなという感じです。また睡魔が波状的に襲ってきて、そろそろ、辛くなってきたので、2晩越えの徹夜がいかにツライかがわかりました。足元が危なかったですしね。

もちろん、完走した人達のスゴさも理解できました。しっかり練習されてる。大会経験も豊富。いまさらに鏑木さんのアドバイスの、「100マイルは3回目で完走できると思ってトライして」という言葉が判りました。

おんたけ100とハセツネだけで今年は自己練しかしていない、耐寒訓練、長距離(100キロ超えトレラン)訓練、耐睡眠訓練が必要ですね。

どうしても自宅からは距離や時間がかかるし、耐睡眠もそうですね。休日の計画をもっとトレラン主体にして、対策をうつ必要があると思います。


時間変更連絡ショートメッセージはこんな感じでした

2011年09月05日 | UTMB_2011

ショートメッセージはこんな感じでした。

UTMBのパーソナルデータ欄に携帯電話番号を入れておいたので、ショートメッセージが来ていました。

↓大会当日のお昼。スタート予定5時間ほど前でした。

【重要連絡】 嵐と低温の天候+雨/雪のため、11:30PMスタートに変更。ルートはVallorcine-Chamonixを除き変更ナシとあります。

何の気ナシに携帯を見てヨカッタ・・・

↓次に来たのは、夕方で関門の時間変更。それにしても簡潔でわかりやすいです。

バッサリと連絡が来る感じ。ちょっとビジネスライクかも。

↓これがレース中に来た再変更(関門時間)のSMS.

ゴール時間が2時間延長になってます。受信した時間的にはArnuva~GranColFerreの間。

日本のレースでこれをやったらどうなるかな?みんな文句言うだろなー・・・この柔軟な変更がUTMBなんでしょうね。

急な変更でもボランティアやスタッフの人員調整ができるのはたいしたものです。


La Fouly からリタイヤバスに乗ってChamonixまで

2011年09月05日 | UTMB_2011

関門は閉鎖され、窓口の係りの人は片付けに入ってる。5分ほど並んで皆で押し問答していた。断片的に英語で説明されるので、日本人はあまり逆らうつもりは無く、ここで終わり。と言われればしかたないよね。という雰囲気。他のフランス人は怒っていた人もいた。

『君!英語わかるかい?』 『コースも違ってるんだ、最初から延びてるんだ、時間がそのままなんてないだろ!』という感じ。同意を求められたので、同意はしたけれど、規定は規定だしなあ。

でも係員は 『本部から連絡があった関門延長にLaFoulyは入ってないので、最初の関門時間のままですよっ!』

毅然としているので、こういうクレームには強そうです。

「まーまー。中に入って座ってなんか食べなさい。寒かったでしょ」というのが別の係のオジサン。ま、手っ取り早く言うと「あきらめましょうねー」ということですね。

ゼッケンのバーコードをハサミで切られて、手首のリボンを切られて、ICチップ返却と、20€の返金クーポンを頂いて、テント内に入ります。

他の日本の方で、ここの関門自体の存在を知らない人もいました。まだまだ元気そうだっただけに「作戦失敗だー」と悔やんでました。気持ちは良くわかります。関門は常にキビシメだったけど、ここはかなり厳しかったですね。

ストーブの周辺にたむろ。金ぴかのレスキューシートにくるまってふて寝する人も居ました。

そこから30分ほど待つと、バスが来たという事で、乗りました。すぐに爆睡。起きたらシャモニでした。

戻ると晴れ。まだ6時前くらいなのでドロップバッグを引き取って、テクテクとホテルに戻ります。ホテル近くてよかったです。シャワー浴びて、再び爆睡。でも2時間くらいで起きました。浅い眠りですね。


La Fouly(ラフーリ) 制限時間オーバーリタイヤ

2011年09月04日 | UTMB_2011

林道のようなところを下り、遠くに見える光を目指します。

地図で確認すると、川を一度渡って、もう一度山を登り返してジグザグに下って、La Foulyのはず。

La Peuleから一旦車道に出ました。

看板に【La Fouly→】と書いてある方角と反対方向に行きます。確かに地図で見るともう一回山を上って下るコースになってます。車道を通ればすぐなのに、わざわざ迂回なんですね。(昨年のCCCやUTMB-Rとは別コースとのこと)7-8人で集団になり、上って行きました。いちおうコースの表示はあるので、間違ってないとは思います。

そろそろ3:20、規定どおりなら3:30で関門締め。あと10分では下に見えるエイドにたどり着くのは難しい。 

加速する気にもならない・・・・・ということはこの辺で心が折れてるってことかな。ちょっと甘えていたのは、この前のArnuvaの関門が30分延長になっているので、ここも・・・と期待したこと。また、シャモニの最終制限が2時間延長になったということ。(そうすると、関門も順々に延びるよね・・・きっと)と根拠の無い甘えに浸ってました

、後ろから、日本人のグループも抜きながら声をかけてきました。「関門って何時?」「当初の規定だと3:30ですよ」

このやりとりはちょうど3:15くらいだったと思う。 一緒について走ったが、この林道を飛ばしても、10分遅れになる見込み。関門が延びていれば可能性はあるが、かなり延ばしてくれないと、ここをクリアしてもその先でつかまる気がする。

ようやく3:40くらいにLa Foulyのテントに到着、なんとなく、渋滞していて、罵声が飛んでいる。関門は閉鎖されたようだ。


寒さと睡魔のGrand Col Ferret (グランコルフェレ) フェレ大峠

2011年09月04日 | UTMB_2011

ここから写真も無し。暗いのと眠いので余裕ナシでした。

暗闇にカウベルの音が響いて、「応援の人か?」と思って照らすと、ウシさんでした。何匹も暗闇でじっとしてるとちょっと不気味です。でもウシも眠たくて迷惑かもね。コツコツとGrand Col Ferretへ登ります。疲れと眠気、それから夜と高度からくる寒気もあって、数歩歩いては停止、眠気でよろけては停止と、そろそろ危険を感じてきました。

ここで後ろから声を掛けてくれた人の温かい言葉が忘れられません。「Don't stop long time、、、、I know it's difficult. but it's too cold」

「寒いから止まるな」というのは簡単だけど、「難しいのは判ってる」というコトバはお互いの参加者としての温かみを感じました。これで少し正気に戻って、前に進みました。このコトバがなければ寒さで寝ていて遭難寸前だったかも知れません。

見上げてはいけないんですが、見上げると延々と上へ続くライトの光。峠の山頂はまだまだ先だ・・・寒さで絶望感と闘いながら、脚を前に出していきます。眠くて眠くてなかなか眠気が取れない。

今までColと名前がついた峠はいくつかありましたが、ここだけ「Grand」が付いている訳を痛感しました。登りながらヘロヘロになって思い知りました。

眠気覚ましにこれまでバツグンの効きで頼っていたキューピーゴールドのカフェインもあまり胃の調子を気にすると頼れないし。歯も磨いてみました。でも効果はイマイチです。身支度を整えて、先に進みました。下りのはずなのに加速できんなあ・・・いまから考えると、この辺でちょっと戦意喪失していました。道が狭い、ふらついて危ないのをストックで支える繰り返し。(よく事故がおきないよな、、この大会)ひょっとして報道がされてないだけだったりして。明かりは見えるけど、あれが次のLafoulyなのか、Peuleなのかわからずというところで進んで行きました。