割烹安田

昔の人がお酒をいただく処というのは、今ほど
選択肢がなかったということを聞きます。


蕎麦屋で玉（だしまき玉子）を肴に御銚子を。そしてお蕎麦をいただく。
鰻を肴にしてお酒をいただく、当然締めは鰻重という具合だったのでしょうか。


割烹安田


こちらは明治４年創業の老舗鰻屋さんです。
もちろん親子丼など鰻以外も扱っています。
場所は、千葉市中央区市場町９－１４
千葉県警本部と目と鼻の先です。


割烹という屋号ですので、佇まいは料亭を想わせるつくり。
２階の食堂でいただく場合と離れのお座敷で食せます。


この日は、食堂でいただきました。


↑上鰻重￥２,２００？


鰻重
肝吸い
香の物


柔らかな鰻としっかりとした銀シャリ
甘さ控えめな白焼きに近い仕上がり
肝のお吸い物
口内アクセントの香の物


写真にはありませんが、茶碗蒸も食してみました。
鶏肉と鰻などの具材の、ほんとうにしっかりとした味わいの
茶碗蒸でした。
値段も良く、ラーメン一杯分だったでしょうか。


鰻の味わいを胃袋一杯にして満足したこの日の夕餉となりました。


割烹安田さんは、注文を受けてから蒸す工程だそうですので、
鰻を食するまで待ち時間があります。

杯を傾けながら、楽しみを待つか。
すぐに食したい方は、予約して出かけられたほうが良いかもしれません。

ですが、大切な人との語らいながら待つ時間も乙なものかもしれませんね。


今度は、お座敷で鰻のコース料理を試してみたいものです。


皆さんは、美味しいもの好きですか？



gaku