月曜に中国は雲南省からミャンマーへの国境越え
ツアーから帰国しましたよぉー

年末はこれまた中国の奥地、貴州省という所へ。
連続でTHE秘境ツアーにいっていて・・・・・
色々考えさせられています
「幸せって何だろう?」 でした。
最近行った所は、現代の日本世界とは全く異なる
世界なんですよ。
携帯電話なんて当たり前じゃない世界。
人々は原始時代?と思えるような高床式倉庫の様な
家に住んでいる。
テレビがない家も結構ある。
暖房や冷房もないことが大半。
だから村の人々は朝は農作業に出かけるが、日中は
家で過ごすから、家の外に出て、隣人や家族と団欒。
暑い時間はそんな風に過ごし、また陽が弱くなった
時間帯に農作業に繰り出す。
水牛が田植えを手伝い。村の人々は手で田植えをし
ている。
村人は笑顔で外国人の私達に気付くと笑顔で大きく
手を振ってくれる。
子供達は泥だらけのとっても古びた衣服を着て、楽
しそうにキャッキャッいいながら笑顔で遊んでいる。
家族で家をあけていても、窓があけっぱなし。
隣人が面倒をみてくれるから安全・・ってことらしい。
生活レベルでいえば、まったく底辺の暮らしをして
いる彼らだけど、イキイキとしていて、とっても強
い生命力を感じた。
生活レベルでいえば、かなり発展している日本の生活。
でも日常茶飯事で殺人事件など色んな事件が沢山おこっ
ていて、ワタクシが小学生だったころと大分変ってし
まっていて、隣に住んでいる人となんてめったに話さな
いし、一人暮らしをしている人ならもっとだと思うけど
同じアパートに住んでいても、隣人は知らなくて、話し
たこともない人とかって沢山いると思う。
以前に隣人に殺されたって事件もあるしね。
笑顔で日々を暮らしている少数民族の人々を見ると、
”貧しいことは可哀想ではない””不幸せではない”
ってこと。
裕福な生活をしていても寂しい人だって、不幸せな
人だっているし・・・。
貧しい=そんな考えは、おこがましいことだなって、
思って・・・
じゃぁ「幸せって何だろう」って悩み始めたんだよね。
んで、今朝休みなもんで、テレビを見ていたら
「アラフォー」が再放送やっていて、台詞が!!
「幸せは私が決める!!」
そーなんだなって思った。
あと、ミャンマー人の死生観をガイドさんから聞いてね。
「ミャンマー人は死んだら何にもなりたくない。
天国とは無なんです。来世で人間や他のものになりたい
とかではなく、何も無い!無の世界が天国で、そこへいき
たい。人間は色々な欲望で汚いから。だから仏教の教えて
に従い、悪いことをしたら、祈りに行き、許しをこうんだ」
と。
幸せとはなんだろうって悩みがここにも通じるような気が
したんだよね。
幸せになろうと、欲望が沢山あるのが人間で、欲望が次か
ら次へと生み出される。貪欲が・・・欲深さが汚いように
思えてしまうんじゃないかな。。。
・・・・って思ったんですよ。
だからまた最初に戻るんですよ!
「幸せって何だろ?」って。
でも悩んでも答えはでないし。
だって幸せって人それぞれで違うから。
だから、結局はやっぱり!!
幸せかどうかは、自分で決める
んだなって結論になった。
死後の世界は・・・・よくわからないけど、死んで
生き返ってまた人間に生まれたいって思うのが当たり
前だと思ってたけど、当たり前じゃないんだなって
気が付かせられたし。
仏教といっても小乗と大乗だとまったく違うこと。
キリスト教もイスラム教も死後は無ではないはずだから
宗教って色々なんだなって思ったし・・・・
色々気付かされるこの仕事環境というか生活環境です
あと、今回。ラストの日に。飛行機が遅れて深夜1時頃
にホテル到着。翌朝は5時おきだというのに・・・・・
前日はワタクシは4時間睡眠。その前の日も4時間睡眠。
んで、最終日にホテル着が1時頃。疲労MAX!!
そんな時に、中国人ホテルスタッフがお客様の一人がカード
キーを壊したとフロントでチェックインの残務処理をして
いたワタクシとガイドの所にやってきた。
ガイド
「ホテル側は、お客さんが折ったから、多分力が強くて
おれちゃったんだろうと。だから弁償ですと」
ワタクシ
「あぁ・・・・。またですか。とりあえず早く新しいカード
を作ってください!!んでカードはいくらなんですか?」
ガイド
「50元」
そして作ってもらい、お客さんたちが泊まる部屋の階へ急ぐ!
皆早く寝たいだろうから。早くに全員の部屋が問題ないかどう
かを聞きに回りにいかないとぉーーーーーーーーーーってね。
って、フロアについたらエレベーター前でその鍵の持ち主が!
内心
「えぇーーーーーーーーー。ホテル側部屋にスペアキーでいれ
てなかったの??」
ワタクシ
「お待たせして、申し訳ございません。非常に申し上げにくい
んですが、この折れてしまったカードを弁償しなければいけない
んですが・・・・」
お客
「何言ってんだ。カギなんて壊すわけないだろう。そんなこと
するわけないだろう。こんなとこで待たされて、終いには弁償!?
こっちが、こんなダメなカードをもたせられた上に、待たされた
んだから弁償してほしいわ」
怒

怒・・・となり、部屋のカギをとり、部屋に。
中国は不注意で何か壊してしまってもごめんなさいでは通ら
ない国。全て弁償。全てがMONEY!!
・・・ということで、怒らせてしまったし。
ガイドは払わない。結局は私が払うしかない(経費だけど)
んで、フロントに戻って支払いを済ませて部屋で休む前に、
最後、↑のお客さんの部屋にいって、ドアの外から
ワタクシ
「先ほどは、大変申し訳ありませんでした」と言って去った。
翌日、帰りの機内で、そのお客さんが現れて。
お客さん
「昨晩は、年甲斐もなく、疲れもあったからカァーっとなって
あなたに怒ってしまって。。。このままだと気になってスッキ
リしないから、弁明させてもらいたいんだけど・・・・。
俺みたいな年になると、ある程度の社会経験もあって今に至る
から、プライドがあるんだよ。1万や2万なんて、気にするお
金じゃないんだよ。昨晩もどうしたんですか?とかこちらの状
況を聞いてくれるように声かけてくれれば、俺も状況説明して
例えわざとじゃなくても壊してしまったものについて弁償しな
くてはいけないのであれば、俺も心よく払うんだよ。」
ワタクシ。
昨晩、シャワー浴びながらこの件を考えてたから・・・
ちゃんと中国ホテルスタッフ側だけでなく、お客さんの弁明も
聞かなきゃダメだったなぁ・・・・。明日はモーニングコール
の際に、謝っておこう!!と思ってたんだよね。
んで、モーニングコール時、謝ったのだよ。昨晩は本当に、
申し訳ありませんでしたって。だから、↑の話を聞いた時に、
「ワタクシも言葉が足りなかったと反省していいますし、お話し
してくださって本当にありがとうございます!!」
お客さん
「いやいや。あんたは、まだ若くって明るい未来があるんだから、
今後も頑張ってよ!!」って、肩ポンポンって去っていった。

優しさに泣きそうになったねって、涙ウルウルしちゃったから
泣いてるようなもんだけど(笑)
人間っていいなぁーーーーーって最初思ったけど、
よくよく考えてしまうと。
「俺も払うんだよ」って言ったけど、冷静になってくれたから
話してくれたけど、その金額を支払ったわけでもなくぅ。
何かワタクシにおごってくれたわけでもなくぅ・・・・
弁明のみ。
気持ちを、彼のプライドを聞いて激励されたって感じで・・・
気持ちをもらったからそれでいいのだけど。
でも・・・・1万も気にしないって言ってるのに・・・って。
何か矛盾も感じてしまって。
幸せって何だろうって・・・人って・・・欲望って・・・と
色々と考えてたから。余計ね。
色々と考えさせられる仕事だし。
ハードで今回は精神的にもハードで、ほぼ毎日心臓わしずかみ
されてるような感じだったけど






でも色んな人との出会いが色々な気付きを教えてくれる素敵な
仕事だなって思うんですよ。
貿易の仕事も楽しかったけど、この仕事も面白い。
ハードさは・・・・倍以上だけど。
精神的にも!!体力的にもだけど。
とりあえず不景気の今は頑張ってもうちょっとやってみるべかな
って思っている今日この頃。
以上。今年に入ってから、思うことを!今回の旅で思ったことを!
整理するために、ここに書いちゃいました。
長くてスンマセン
ではまったねん