漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

これはこれは、お懐かしい。

2011-05-20 21:37:48 | ◇1級:書き(四字熟語)
 
ちんりゅうそうせき



【意 味】強情で負け惜しみの強いこと。
     また、うまくこじつけて言い逃れをすること。

【補 説】「流れに枕し石に漱ぐ」と読む。
     「漱石枕流」ともいう。
     夏目漱石の雅号「漱石」はこの語からとった。

【故 事】西晋の孫楚が隠遁を望み「石に枕し流れに漱ぐような自然の暮らしがしたい」
     と言うべきところを「石に漱ぎ流れに枕す」といい誤った。
     そんなことはできないといわれて孫楚は、「石に漱ぐのは歯を磨くため、
     流れに枕するのは耳を洗うためだ」といいはって、誤りを認めなかったことから。



漱石の雅号の由来だとは知りませんでした。
本人が頑固者、偏屈者だったのか、はたまたこの語が気に入ったかどうかはわかりません。
ちなみに




 本名:金之助
 戒名:文献院古道漱石居士

だそうです。





そしてもう一人、この方にもお逢いしました。

【類義語】
 下記より選択し、漢字で記せ。

 散策 ≒ ??


 ┌─────────────────────────┐
 │たくぼく、しょうよう、きょうか、おうがい、とうそん│
 └─────────────────────────┘









 逍遥  しょうよう

 気の向くままにあちこちをぶらぶら歩くこと。そぞろ歩き。散歩。

  逍=さまよう、ぶらつく。
  遥=ゆらゆら歩く、そぞろ歩く。



そうですね、坪内逍遥です。

出典は、荘子の「逍遥遊」です。

 ”何ものにもとらわれない自由気ままな境地に遊ぶ”




 本名:勇蔵
 戒名:雙柿院始終逍遥居士



漢字を通じ懐かしい人に出逢えるのも、素敵だと思いませんか。