月のたび

日々の日記

納得できない安倍首相辞任

2007-09-14 00:01:25 | 政治(・・・?)
なぜ安倍さん辞めるの?政治家として身を立てる志を抱いたなら、誰でもなろうとする立場を。(一部には「私は総理大臣にふさわしくない」と言いつつ権力にすがろうとする政治家もいるのに)

今、辞任するくらいなら、そもそも彼は何のために政治家になったの?

おそらく、今の国内には政治的な反対勢力が多すぎるのだろう。日本の民主主義の将来のためには、独裁者になっても公約を実現しようとは思えなかったのかもしれない。

そもそも政策を競わせて、よい法案を作るという民主主義が機能していない。

毎日新聞見ればわかるけど、政権に対して、合理的で冷静な判断からの反対ではないでしょ。単に煽って、その反動でニュースを作ろうとするだけで、その報道はまるで政治が役員人事や怨念や嫉妬、派閥争いであって、新しい首相が誕生した時には、その家族構成やペットの名前、出身大学が記事になるだけでしょ。

そんなこと知りたくもないよ。知りたいのは、国家をどうするか、国民の生活はどうなるのかだ。今回の報道もそうだったけど、メディアは首相退陣となると決まって大騒ぎする。バカ騒ぎする。

その様子を見ていれば、これまでなぜこんなに呆気なく政権が倒されてきたのか、わかろうというものだ。日本の新聞社や放送局って、自分の主張に忠実すぎて、いつもその場しのぎのワン・パターンな反応しかできなくなっている。個人が本音として考えてることが表に出にくい。そして自民党といえば怨念、しがらみ、派閥(同じ与党の公明党はスルー。そこまで露骨な商業主義が他人のこととなると何をするにも憎くみえる)しかも、反対といっても、根拠なき反対だから、主張は労組、平和団体、護憲だの、近隣諸国だのの運動屋さんの主張に擦り寄る。眠っている日本人の夢を貪り食う軟体動物みたいでイヤなんです。

日本人なら、どんな立場にあろうが、自分や社会の生活をどうしたいか、自分なりに考えるのが正常だと思うし、素直に意見を言う自由もあるはず、なのに、一方的に偏った情報を流し、流してる側もそれが社会のためだと思い込んでしまい、個人としての自分の本音を表現する自由は奪われているというのが今のメディアじゃないのか。本当に知りたいニュースこそ、そういうニュースなのに。

夏から秋へ

2007-09-09 22:31:57 | 今日の出来事(重要性低)
夏は暑い。朝から夜までずっと暑いし、どこ行っても暑い。それが夏だから。

どこまでも暑い。かぎりない暑さ。

秋はその暑さがうすれゆく。特に朝と夜が涼しい。そしてなぜか切ない。暑いに決まっていたのが、もう暑くないから、それが寂しい。

いつまでも続くかぎりない力が、もう私に作用しなくなった時に感じる感じはこんなものかな、と思う。

そうして、秋には秋のよさがある、と当たり前だが再発見する。夏とは別れ、秋を生きる人にならねばならぬ。

仕事3日目

2007-09-07 22:15:30 | 今日の出来事(重要性低)
※9月5日のスクリプトを修正しました。

今日で3日目になる。ニート脱却3日目。

会社の上司と話す機会があった。自分が日ごろ感じていることや趣味などのことを率直に打ち明けると、思いのほか話がわかる方であった。面白くなって、話しているうちに印象に残ったことは「人に悪いことをすると、そのときは儲かったと思っても、そのうち2倍になって因果がめぐってくるからしてはいけない」と何度も強く言っていた。あと、自分の身にしみたのは、「自己満足ってのは、人間の最悪の欠点だからしてはいけない」とも言っていた。

普段、根拠なきプライドに邪魔され、思い上がって、人として必要な態度さえ取れずにいる自分を見抜いたからこその言葉だったのか。

私は好んで冷ややかな関わり方をしているのではない。利害や欲望で人付き合いが左右される現実が辛く、だから、できるだけ波風立たない人間関係を目指してしまう。人間関係で悩むのは煩わしい。かといって一人でいると孤独を感じる。けれど無理してウソの同意をして相手と意見を合わせるのは不自然だと思う。こういう有象無象の悩みが塊になって私を圧してくる。出口が見つからなくて、理不尽な苦しみがいつまでも続きそうなのに嫌気がさして、思い切って切り捨てる。人との関わりを損だと考え、極限に減らそうとする。

その場になじまない、別のパーソナリティや立場から有利に立ち回ろうとするのはそのためだ。けれど、そうすると思い上がって他人を見下し、そういう姿勢を捨てきれないまま人と接しようとする。だから私の話はますますぎこちなく、堅苦しく、息苦しくなって、周りを居心地悪くさせてしまう。

でも、このごろ発見しつつあるのは、人と接していて、相手の素顔が見える瞬間ていいと思った。こういう見方はいままでなかった。失敗したり、秘密がバレたり、恥ずかしかったり、落胆したりすると、思わず表情に出る。隠したくても出ちゃう。けれど、本当に隠さなくちゃならないのか。問題なのはいつもソツなく、無表情で、その立場としての対応しかできない私のほうじゃないか。松下幸之助さんの言う「愛嬌」ってのもこういうことだと思う。コミュニケーションを通して素顔を見せることが大事なのだろう。

新しい職場になってコミュニケーションに不安な日々であるが、結局のところ、森信三先生の言うように、その仕事を真に意欲的に取り組むところに、解決の道は見えてくると思う。これから先は険しいが、この一年かけて探した仕事である。ニートの評判下げないように、がんばってみる。 

竹山道雄を読んだ!

2007-09-06 17:18:19 | 政治(・・・?)
今月の諸君!に竹山道雄『昭和の精神史』がオススメ本ベストで支持が多かったため、不勉強を反省し、読むと大変よい。まるで現代メディア批判!

だけでなく、その講談社学術文庫の後半、手帖もよい。これは日頃の生活を通して感じることを、ありのまま記したような文章で、極めてマイノリティな観察眼が大変よい。いろんなことを見て考えた体験が、行間ににじむようだ。読んでインスピレーションをえた。影響受けた。

初出勤日

2007-09-04 21:52:17 | 今日の出来事(重要性低)
今日で2日目が終わった。水道設備関係の会社。林業に希望を持ったことがあったが、実家から通えることと、業界の将来性を考えた結果の末である。林業って、したい人にはやりがいあると思うけど、昔と違って、今では住宅にそんなに木材使わないし、北米やロシアだと、平地に生えてるのを切ればいいわけで、たとえ植えてもほぼメンテナンス・フリーだし、まあ、いろいろ調べたけど、自分としては、休日使ってボランティア的に参加し続ければ、縁があれば何かもっとかかわれるだろうし、縁がなくても自分の地域の山林がキレイになればやりがいも感じるだろう、と考えた。

そして、選んだ水道設備。結局いろいろ探して前職に近い仕事しか見つからなかった。でも後悔してない。この1年間でいろんなことにチャレンジし、失敗した。CPA(公認会計士)も受けた。もちろん失敗。ちなみに、その後、会計事務所を受けたとき、そこの税理士さんが、「税理士より、公認会計士のほうが仕事がなくてこまっている。」という話をしてくださった。その方には面接でお会いしただけなのに、現在の税理士のおかれている環境について、実にためになる話をいろいろ聞くことができ、そのため税理士志望を辞めることができたのでした。今に至るも感謝の人です。

そして、昨日と今日だ。一応未経験者なので、年の隔てのない大先輩と一緒に作業するのだが、実際、私よりもその先輩のほうが却って忙しいということになっている。

未経験の私だが、私にできることって何だろう、と考えると、いろいろあるけど、コミュニケーションだな。なるべく早く人に慣れることだ。これは給料なんかには関係なく、純粋に自分を磨こうと思って実行すれば、いろんな面で自分のためになると信じている。

山本有三『路傍の石』

2007-09-01 08:06:20 | ひとこと(重要性無)

就職を前にして山本有三『路傍の石』をよむ。これからは大変に決まってるから、本でも読んでそういう先験を理解しといた方がよいだろう。

本書は弱き故に大望を抱き、恵み少い境遇にじっとこらえる切なさや、そういう者を見つめる作者の目線のやさしさがしみじみ伝わり、ケータイ小説では顧みられることなどないタイプの、よい物語である。

思えば、これを読んで就活を乗り切ったが、いままたこれを必要としている。手放せない一冊になりそうだな。