月のたび

日々の日記

仕事3日目

2007-09-07 22:15:30 | 今日の出来事(重要性低)
※9月5日のスクリプトを修正しました。

今日で3日目になる。ニート脱却3日目。

会社の上司と話す機会があった。自分が日ごろ感じていることや趣味などのことを率直に打ち明けると、思いのほか話がわかる方であった。面白くなって、話しているうちに印象に残ったことは「人に悪いことをすると、そのときは儲かったと思っても、そのうち2倍になって因果がめぐってくるからしてはいけない」と何度も強く言っていた。あと、自分の身にしみたのは、「自己満足ってのは、人間の最悪の欠点だからしてはいけない」とも言っていた。

普段、根拠なきプライドに邪魔され、思い上がって、人として必要な態度さえ取れずにいる自分を見抜いたからこその言葉だったのか。

私は好んで冷ややかな関わり方をしているのではない。利害や欲望で人付き合いが左右される現実が辛く、だから、できるだけ波風立たない人間関係を目指してしまう。人間関係で悩むのは煩わしい。かといって一人でいると孤独を感じる。けれど無理してウソの同意をして相手と意見を合わせるのは不自然だと思う。こういう有象無象の悩みが塊になって私を圧してくる。出口が見つからなくて、理不尽な苦しみがいつまでも続きそうなのに嫌気がさして、思い切って切り捨てる。人との関わりを損だと考え、極限に減らそうとする。

その場になじまない、別のパーソナリティや立場から有利に立ち回ろうとするのはそのためだ。けれど、そうすると思い上がって他人を見下し、そういう姿勢を捨てきれないまま人と接しようとする。だから私の話はますますぎこちなく、堅苦しく、息苦しくなって、周りを居心地悪くさせてしまう。

でも、このごろ発見しつつあるのは、人と接していて、相手の素顔が見える瞬間ていいと思った。こういう見方はいままでなかった。失敗したり、秘密がバレたり、恥ずかしかったり、落胆したりすると、思わず表情に出る。隠したくても出ちゃう。けれど、本当に隠さなくちゃならないのか。問題なのはいつもソツなく、無表情で、その立場としての対応しかできない私のほうじゃないか。松下幸之助さんの言う「愛嬌」ってのもこういうことだと思う。コミュニケーションを通して素顔を見せることが大事なのだろう。

新しい職場になってコミュニケーションに不安な日々であるが、結局のところ、森信三先生の言うように、その仕事を真に意欲的に取り組むところに、解決の道は見えてくると思う。これから先は険しいが、この一年かけて探した仕事である。ニートの評判下げないように、がんばってみる。