月のたび

日々の日記

温泉に出かけた

2017-01-05 18:33:36 | 今日の出来事(重要性低)
正月休み最終日。

今日は車で温泉に行った。山梨県西八代郡市川三郷町の「みたまの湯」だ。

空は快晴だが、風は強い。

温泉に行くのがこの頃の趣味だ。以前は違った。

温泉に入ったあとに、横になって寝ると、疲れが無くなるのを知ってから、温泉が好きになった。最初は抵抗あった。人前で寝そべるのは。歳を感じる。

770円。高めだが、確かに、いい温泉だった。何となく、どこがいいのか、もちろん景色最高だが、館内、特にお風呂場に違いを感じた。なんとなく、すごくよかった。どことなく、高級感漂う。ただ、昼ごろ到着したため、広間が混雑してて、せいせい横になれない。仕方なく、車内でうたた寝した。もし、入浴後、一、二時間昼寝できたら、最高だった。ほんと、この歳になって、知らないうちに疲れがたまる。特に、2時間ほどの運転でも、集中しっぱなしのため、いつのまにか、すごく疲れているものだ。お正月でみんな一斉に歳をとる、ってことになってた昔のほうが、こういう所は、疲れている者同士、お互いに分かり合えたろうのにね。これでは、とても、本職の運転手は私には無理だろう。

ここは二年ほど前も来ていて、目の前に広がるきれいな景色が見どころです。甲府盆地と向こうの山々が一望できるのは、いいですね。

今から20年ほど前にフランスのプロバンスへ一度行ったことがあって、冬の風の強い、寂しいような人気の少ない町中や、石灰質の岩山の上の小教会や、丈の低い木々のさまが、一番印象的でした。「楽しかったか?」と聞かれれば、楽しかった。「どこがか?」と更に問われたら、そういうところが、でした。だれかと出会ったり、名所めぐりをするより、一日中晴れてはいるが、どこへ行っても無愛想な風の強さと寒さで、そのなかで、じっと春を待つ枯れ枝がところどころ、低山の裾野に散在して、そのように見るものを楽しませてくれるのを見ると、いつも私はあの二十数年前のプロバンスの旅を思い出しますが、ここもそういう所でした。

思うに旅の楽しみは、そこで生活する人々やその暮らし方とか仕事ぶりとか、自然の見せてくれる風景をただなんとなく見る、そして、ちょっと話したり、写真をとってみる。そんなささいなところに楽しみがあるのじゃないかと思うんです。こんどは神社めぐりでもしてみようか。

明日から仕事。やるべき仕事があるってのは、嬉しいことだねえ。