月のたび

日々の日記

「もっとキレイになりたい。」

2016-05-15 20:15:42 | しみじみ(滋)
先週末も今週末も仕事をし、仕事で忙しいのはいいことだから、暇を見つけては仕事をしている。それでも対応するのが大変なくらい。まあいいか。

本当は、日記などつけずに、他にすべきことある。熊本地震で被災した友人家族の返事を早いうちに書きたいし、パソコンのトレーニングもする。他に、戦後の引揚者の記録をこのごろ興味を持って読んでいる。

まあでも、このようにのんびり時間を忘れてブログ書きも必要な気がする。


昼間は暑い日が続くが、夜になるとさわやかで、寝床で目を覚ました時、ふと開いたアプリの配信で、ある女子が「もっとキレイになりたい。」と呟いた言葉が、ぼんやりした意識の中で印象的だった。

もう十分きれいなその女子が、それ以上キレイになっちゃう余地なさそうだったから。

その言葉が、今日の日中、仕事をしながら私の頭を離れずにいた。

私なんかから見たら、すでに羨ましいくらいの美貌に恵まれている。なのに、「もっとキレイになりたい。」って、おかしいよね。変だよ。

けれど、言ってる本人にとっては、自分の容姿や立場について気に入らない所もあるだろう。

それは私だって、同じ。誰かから見たら、うらやましいようなところ、あると思う。そのことに本人が気づきにくいだけ。おそらく、今よりもっと自分が恵まれるためには、今の幸せを犠牲にしなければならない。その犠牲になる幸せって何だろ。

ただ、その時、そのキレイな女の子に、ありがとう、と言いたくなった。単なる通りすがりの、匿名の私であったが。その時の私にできることといえばそれだけだった。それで、もったいないような、名残り惜しいような妙な感じにとらわれて、再び眠りについた。