月のたび

日々の日記

偉大な古兵殿

2007-11-19 21:58:10 | しみじみ(滋)
いまだ試用期間中の私はいわば初年兵である。今の日本、徴兵制度は存在しないし、徹底的なしごきを受けたこともないので、兵営生活の苦しみは知らないし、その苦難の度合いも懸隔の差があるはずである。

苦労知らずに育った私にとって、今の職場の生活はだから、初年兵みたいなものと思えば我慢できるというものだ。

現在私には教育係の先輩がつき、その方のそのときの気分ひとつを頼りに自分は支えられているようなもので、だから私は『神聖喜劇』を読んだのである。

こういう職場にも、組織の裏に通じた古兵然とした方がおり、教育係の先輩より高齢でありながら、仕事はホドホドの水準で要領よく立ち回ることを心得ている。

あまり書けないけど、自分が小説の人物になったようで面白い。