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母子家庭に見る母と娘の行き違い『ポイズンドーター・ホーリーマザー』

2023-06-16 07:59:12 | 人生を「生かす」には
「被害妄想」「自己満足」「個人主義」「見栄」「世間体」が思わず浮かんだこの小説は「母子家庭の母と娘」の理想の立場を思い描ている母が思う娘のあるべき姿、将来を夢見ながら厳しく育てる母、娘が思う母の存在は自分にだけは厳しく何事に対して事由も与えなてくれない母、互いに世間との意識の違いで摩擦が起き、互いを排除したい気持ちになる。母子家庭では世間の目を気にしながら生き抜く術を知るべきだと考える母は強く、娘に対して厳しくなるのは自然かもしれない。
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』湊かなえ
「概要」女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き……。(「ポイズンドーター」) 母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!
ー6つの短編小説が「母と娘」の関係につながる、母の立場、娘の立場を描く。



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