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上司の命令で悪者になる『晩秋』山本周五郎

2020-09-11 07:44:18 | 経営・リーダーシップに必要な事
「晩秋」仕事の立場上、もしくは役割で上司に代わり自分が悪者になり周りからの怨嗟と誹謗を一身に受ける(悪になる役割)、ビジネスの社会にも政治の社会にもありがちな「上司の命令」である。背けない、拒否できない立場で全ての責任も背負う事は世の中に万とある。組織に馴染めない人材は淘汰され、あるいは自分から逃避(自殺など含め)する場合すらある。上司の選択は部下には無い、ましてや昇給、昇格など出世は上司次第なのだ。だが、いつかその正しい姿を現すことこそ本当の勇気(善悪を正く判断)だと思う。悪を悪と認めない現代を野放しにする事は決して許せない。
『山本周五郎作品集1』
・「あだこ」
    旗本で一人の男が許嫁に逃げられ彷徨い始める。そこに「あだこ」と言う女が女中としておいて欲しいと嘆願。方や今にも死ぬ覚悟で何もしない武士と荒れた屋敷、もう住む先が無いと放浪していた女が現れ、助け舟となり、男は役人に復帰する。女は出来る限りの奉公を周りの米屋、酒屋、八百屋に施しおこぼれから食をいただき、縫い物で賃金を稼ぎ、武家の借金を少しずつ返金していった。 老いぼれた「鼬鼠」(イタチ)物語が気持ちを盛り上げた。
・晩秋
    父を苦しめ切腹させた憎き仇の裁きを持つ老いた武士の世話を仰せつかった女が、何故か情の絆されて行く。老武士は生涯独身で藩の為、藩主の為、その奉公のため世間の怨嗟と誹謗を一身に受け藩政を行った事で御裁きが下るのを待っているのだ。その一つの重荷がこの女の父を切腹させた事で最後に女に罪は自分が被る、父と同じ道をきたのだからと、また「これで心の荷を一つ下ろした。一番重い荷の一つだった。おかげで少し方が楽になった」と自分の裁きが切腹ものだと家臣共にも言い聞かせたのだった。
・おたふく
    婚期を逸した中年の男女が周りに勧められ夫婦になる。仲の良い夫婦は周りにも好影響を与えるが、ある日、夫が仕事として作った彫金の飾り物を妻がいくつか持っており、それはある旦那の依頼で作ったものを持っていた事で誤解を招くことになる。が、妻は自分が夫のものを肌身離さず持っていたいと買い戻したものだとわかり和解、より良い夫婦となった。



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