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上司として対局を見極める冷静さの必然性『誉れの競べ矢』

2021-05-06 11:43:16 | 経営・リーダーシップに必要な事
@「誉れの競べ矢」上司たるもの見るべき所、判断すべき所を間違えてはならない。上に立つものは、決断する前に対局を冷静に見極め何を優先するべきなのかを判断する事である。 現代も然り、リーダーシップの判断材料を疎かにするのは、数少ない材料(情報)から対局を冷静に見極める力が足らないからだ。そこには経験値も必要だがこの冷静さの重要だということを忘れてはならない。それは時として「時間」もあるということ。
『何かを捨てないと前に進めない』スティーブ・ジョブズ -
『山本周五郎作品集13』山本周五郎
・「誉れの競べ矢」
兵学を重じていた武将は競べ矢を辞退しようとしたが伊達政宗は頑として譲らず競わせた。その結果矢は的を外れ「歳の所為だ」と言われその武将は城下を去った。ある日その武将の娘が鷹を傷もつけず仕留めたことで、またしても競べ矢を命じると娘は的の仕掛けを見抜き上告すると名手と言われた武将は逐電してしまう。政宗は娘の父にお詫びすると「一矢を射るも一人を倒すのみ、兵学は一指揮万人を動かして、全軍の勝敗を決する重き任で、それとこれとをケジメもつかぬような暗愚の殿には、帰参せいとあっても手前の方よりお断り申す」と進言した。(対局を見極める・大事な事を優先する事)
・「梅雨の出来事」
牢獄人が脱走し、武家の仲間を切り捨てる事件があった。それは奉行氏に務める夫の仕業で、仕業を見破ったのは妻だった。夫は競合する奉行所の仲間の手柄を嫌って、牢獄人を逃亡させ本人を上方に逃亡させ、殺害を図ったのは夫自身であった。仕業がバレたのはほの字がつく文が実は牢獄人からのもので無事脱獄、貰った金銭で上方で落ち着いたとの知らせだった事だ。
・「美少女一番乗り」
高山の山中に数百年前から住み着いた落人侍たちが村を守っていたが村の中から謀反を企てるものが現れた。それは当主と山の古い地図を引き換えに金銭と侍大将への褒美を狙ったものだった。だが、謀反者は敵の館の寸前で当主の娘にやられてしまう。


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