@本書は、簡易小説的なビジネス教本文で「仮説の立て方」を物語っている書だ。
仮説を立てるプロセスで重要なのが情報の質と量、更にアップデートされた最新であることだ。また、統計データなどの数値表が目的にあった切り口であり、正確性が不可欠であることだ。最近は一部のデーターだけを使った偏屈な統計表などもあり、鵜呑みにしてはいけないモノも増えたのは事実だ。仮説ではやはり最終目的・目標に向けた筋道の作業だから、説得材料にはマトリックス表などでの数値と平易な箇条書きも必須だ。
1、課題の明確化(問題と課題、重要度と優先度)
2、調査の実施(情報収集)
3、情報の分析(整理、分析)
4、仮説の立案(実態から仮説を作る)
5、仮説の実行・検証(仮説から現実実行に移す)
『仮説力を鍛える』八幡 紕芦史
「概要」仮説を立てると、仕事は断然うまくいく!
ビジネスで継続的に結果を出していくためには、仕事上の意思決定を「ヤマカン」に頼るのを止め、「仮説立案」に基づいて仕事をすることだ。そこで本書では、ビジネスを中心に、日常生活でも役に立つ、仮説思考のノウハウを紹介する。
ー仮説を立てるプロセス
1、課題の明確化(問題と課題、重要度と優先度)
問題:答えるための問い、批判・論争・研究の事柄、困った事柄
課題:与える・与えられる題目や主題、解決しなければならない問題、果たすべき仕事
四象限マトリックス表:4つの四角の箱に縦横に重要度と優先度を記入、問題を具体化
2、調査の実施(情報収集)
目的と目標を明確(情報源:情報項目・情報源・情報メディア)
事前調査・事後調査から思考力が支える行動をツリー式に一覧表を作る
3、情報の分析(整理、分析)
情報ソースの検証(他のソースとの比較・最新データ数値の検証)
4、仮説の立案(実態から仮説を作る)
帰納法:個々の具体的事実から一般的な命題ないし法則を導き出す事
現象事実を掘り出し、何が原因なのかを追求してみること
演繹法:一般的、普遍的な前提から、特殊な原理や事実を推論し結論づける事
現象から考えられる対処事についてを推論して結論で受ける
戦略的な発想(選択と集中)から複数のシナリオを組み立てる
5、仮説の実行・検証(仮説から現実実行に移す)

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