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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

政治家の頭脳・行動が経済を引っ張る時代

2025-01-14 12:56:25 | 世界の常識(平均値など)
『1人当たり所得の国際ランキングの降下』第一生命経済研究所調査。
内閣府が、2024年12月に1人当たり名目GDP(=所得)の国際比較ランキングはOECD諸国38か国の中で22位、韓国にも抜かれた。為替レートも一つの要因だが、根本は政治家による経済対策の貧弱さ、弱さによるものだ。ドンドン下降して行く日本経済は今の何もしない、できない政治家には無理だろう、と思う。今までは高度成長期の波に乗ってそれぞれの産業・企業が努力して右肩上がりを牽引してきたがもうその時代ではない。だから米国トランプ・マスクのような人材を国民は欲しているのだ。「変化に対応する時代」だが日本は「何事も静観、先延ばし」だ。


世界でFacebook/Messenger/Instagram & Gmailのハッキング多発

2025-01-14 07:40:34 | 世界の不思議・出来事
@『「Gmailがハッキングされ、復旧用の電話番号が変更されてしまった」と言うForbes記事。「Gmailワークスペースが攻撃者に復旧用電話番号やメールアドレスを変更されたとしても、変更から7日以内であれば、元のアカウント所有者は登録してあった元の電話番号を使ってアカウントを取り戻せる可能性があるという。対処にはGoogleパスキーなどのセキュリティキーを使用することを強く推奨する。無料で提供されている「Googleセキュリティ診断ツール」を活用した方が良い」とのこと。私も昨年の末FB/Messengerがハッキングされ、Metaに回復依頼したが全く対応無しで新たにアカウントを作ることになった。パスキーなど2 段階認証プロセスなどで対処しておくべきだ。

https://forbesjapan.com/articles/detail/76372


LA山火事で『奇跡の一軒家』焼失免れた一軒家

2025-01-13 12:14:39 | 世界の不思議・出来事
『LA山火事で「奇跡の一軒家」が大反響 頑丈な造りで難逃れる「何でできているの?」』Livedoor News記事。
奇跡を起こした要因は何だったのか。シュタイナー氏は約900万ドル(約14億円)したという一軒家について、地震対策が施された頑丈な構造が火災から守ったのではないかと指摘している。「この家は耐火屋根の付いた漆喰と石造りです」と説明し、津波が打ち寄せても耐えられるように岩盤まで50フィート(約15メートル)の杭を備えているとも話した。
日本の漆喰技術と構造が今後期待できそうだ。


今も変わっていない政治家の国政

2025-01-13 07:47:31 |  社会の歪みと偏見
@本書は2012年出版だが、2025年の現在、予測通りも多い。特に経済の低迷、その要因は、やはり長年国の経済成長を促す政策等が実現性が乏しく脆弱で、最後には先延ばし、国民の要望に適っていない。それどころか税金は赤字国債を連発させ使途不明で多大な無駄使い、何かやるごとに国民には増税に次ぐ増税を課す状態になる、となる予測はバッチリ当たった。20数年前からの予測でも日本経済の立て直しなど現在の政治家もほとんど考えていない、それどころか政治家と官僚が自分たちの為に如何に国家予算を年内に使い果たすかを気にしている、のが延々継続しているのだ。本書にある現状の行政活動は下記の通りで、まるで胡座をかいている悪代官に見える。
・投資の知識と技術を持たない人が、年金などの運用をする(年金破綻)
・返すアテがあるかどうか不透明なのに借金を重ねる(大量の赤字国債)
・企業経営の経験がない人が、ビジネスに関する規制を作る(思惑規制)
・人を雇ったことのない人が、労働規制を作る(雇用労働不安)
・自分のお金すらうまく使えない人が、国民から集めたお金を使う(無駄使い)
本書の「日本脱出」の要は「備えあれば憂いなし」如何に一歩先を踏み出すかが課題であり、国に頼らず自分自身で選択すべきだと言うことだ。国はいざという時、国民を守ることなどできるはずがないと言うことだ。
『日本脱出』午堂登紀雄
失業問題、給与減、超増税、高齢化にともなう社会保障の負担増……お金に関する不安は高まる一方ですが、「日本破綻」ともなれば、あなたが必死に貯めた預金は紙くずに……!それに加え、再来がおそれられている大地震、原発の問題と、いまの日本に住む人々は、非常に多くのリスクと不安を抱えています。本書では、日本破綻、「その日」がきたときに、安全に逃げのびるか、破綻に巻き込まれ路頭に迷うか。それを分かつのは、「今すぐ、備えるか」「心配しながらも、そのまま過ごすか」だけ。
「あなたの資産を国は守ってくれない」だから何事も用意周到で一歩先を進む事とある。その一歩先とは、「日本脱出」と言うことを主張している。
・重税国家(経済低迷・自然災害・為替変動)
    社会保障・国民保険・復興特別所得税・住民税・所得税(全て増税・増額)
    復興増税法案(25年間)所得の2.1% (使途不明金が多発)
    法人所得課税・世界比較(日本40.69%、韓国24.20%、中国25%)
    年金の破綻・生活保護世帯数増大(高齢者一人に対し現役世代二人で支える)
    日本人の働き口の減少・給与は下がり続ける(少子高齢化・人口減少・経済低迷)
    為替相場変動(物価上昇・可処分所得減少
ー隠蔽工作 (国や企業の隠蔽が多発)
    原発事故、企業不祥事などに対する捏造や隠蔽が多発
    自然災害などへのリスクを過小評価、省庁の都合で発表する
    大都市での自然災害対策の脆弱さ(物流網などの過小評価・脆弱)
    政治家の「注意深く見守る」は「指をくわえて眺める」(変化を嫌い・現状維持)
ー資産運用(低金利・銀行補償の不明確さ)
    日本NINJA志向(No income, No job or Asset=収入無し仕事も資産も無し
    銀行の国民預金は「赤字国債」に化けている事実(破綻した場合全て紙切れとなる)
    政府に国債残高を減らす意思など全くなく、次世代に負わせる(国家破綻は目の前)
ー日本脱出計画(国は国民を守らない・国は借金を返金しなくても良い・全て国民負担となる)
    働き口の減少と労働時間の短縮、賃金の低下(労働不安:賃金・補償・退職金など)
    外貨準備をしておく・外貨預金・現金を用意しておく(為替相場との兼ね合い)
    「金」と「不動産」で資産形成しておく(不動産も家賃が稼げる物件必須)
    各国の永住権・投資・税金への勉強(投資家入国)ニッチビジネスで複数の収入源を保つ
    身軽になる(雇用されない仕事・保管場所に資産を預け、紙書類等はデータ化して保存)
    固定費を下げておくこと(家賃・光熱費等の生活費の工夫・自給自足も視野)
    海外での生活:租税条約の「外国税額控除」で二重課税を防ぐ


一枚の写真『言っただろう!』

2025-01-12 12:06:15 | 一枚の写真
『それをやっちゃダメだと言ったろ!反省しろ!』
こんな見下すだけの上司の指示ではやれない!


日本の衰退要因は「既存とのこだわり」『NVIDIA』

2025-01-12 07:44:45 | 起業家への知恵
日本の半導体の衰退原因はIT化シフトの遅れとブランド、工場ありきの思考(こだわり)が世界の流れについていけなかった、とある。世界の生産企業の流れはファブレス化(水平分業化)であり日本の総合家電業界とは大きく成長格差が開いた。その典型的な企業が台湾のTSMCであり、熊本での躍進が期待される。現在、政府主導で半導体産業への再三の多額投資は復活するかは疑問であり、その潮流と消費市場はすでに海外にシフトしており国内での期待はできそうにない、と私は思う。(私ごとだが、半導体製造装置で日本が世界一位になったは1985~1987であり、その後コンピュータ業界での大きな波を経験、双方の業界で25年間最前線におりまさに日本のIT化への遅れは肌で感じていた)
『NVIDIA』津田健二
「概要」半導体業界で独走するエヌビディアは時価総額3兆ドルを記録。今後、私たちにどのような影響を与えるのか、世界中に広がる技術を解説。エヌビディアの強みは、ハード(GPU)だけではない。ソフト(CUDA)、加えてシステム化するために必要な技術を盛り込んだソリューション全てを提供するプラットフォーマー。 日本の半導体産業が凋落した意外な理由 これまで、メディアでは「日米貿易摩擦によって米国に潰された」「政府がバックアップしなかった」と報じられてきたが、半導体にかかわる人たちは、まったく違う見方をしていた。これから、AI社会の未来はどうなる? あらゆる技術が開発され、現在エヌビディアは世界各国の政府や民間企業1137社と提携して事業を展開中。どのようなことに使われ、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか。時価総額世界一の“化け物”は、何を考えているのか CEOのジェンスン・ファン氏は、10年単位でものを考える人物。少数精鋭の“熱狂するエンジニア”集団の活躍が、私たちの未来を変えていく。
ー時価総額3兆ドルと一躍世界一位となったNVIDIAの創成期から現在に至る解説書。
    創設者の一人ファン氏「最高の技術で作れば結果はついてくる、と最初は思っていた。しかし間違っていた。市場や消費者の需要を読むことにもっと精通すべきであった」と言う
    「やらされ仕事」ではなく自分で「やる仕事」でなければならない社員の自覚が必須
    今や「マグニフィセント・セブン」(Bank of America)と言われる(七人の侍)
     一兆ドル超え:Google/Amazon/Facebook/Apple/Microsoft/Tesla/NVIDIA        
ーNVIDIAの成功の秘訣
    多くの提携やコラボで成り立っている(水平分業体制:ファブレス思考)
        How to makeからWhat to makeへのシフト(GPUを中心に急進)
        パートナーは1137団体(あらゆる経済産業との連携プレイヤー)
    半導体とAI技術の両方の促進に寄与
    ゲーム市場と捉えた開発に着手(GPUでの開発)、その後車のダッシュボード
        データーセンター・ゲーム市場・自動車部門への開発
    「i am a visionary」での解説video(AIでの様々な用途での解説)
        例:製薬会社での個人別薬の効果測定・倫理的判断学習
    社員一人一人が意見を持って合意の下進む(Alightment)
ー日本の半導体の衰退理由
    1988年までは日本は世界の半導体市場を独占現在9%までに衰退(ベスト10)
        1993年 NEC/Toshiba/Fujitsu/Mitsubishi
        1999年 NEC/Toshiba/Hitachi
        2006年 Toshiba/Renaissance Tech
        2016年 該当企業なし
    NVIDIA: 2014年19位、2015年18位、2016年13位、2017年10位
    総合電機メーカーの経営判断の間違い(IT化へのシフトが遅い)
    ブランドと工場隣接にこだわりすぎた半導体業界(家電中心)
    半導体製造装置メーカーは海外での需要依存にシフト
    1985年以降半導体技術者が海外・外資系へ流出


一枚の写真『手出しはするな!』

2025-01-11 12:48:45 | 一枚の写真
『これは俺のもの!』
    手出しはさせない わかったか! (こんなタイプが多くなった世)
(写真の中の英語直訳:どんな話をしているのか分からないが、誰が仕切っているか一目瞭然)
(写真提供:Bbmail)

「大胆な規制緩和」(社会慣習の見直し)こそ必須『限界国家』

2025-01-11 08:04:01 | ビジネス小説
@本書の「限界国家」は正に今の低迷し始めた日本社会を指摘しており、その行末と今後の改革に大いに賛同する。それは「大胆な規制改革」既得権者・社会のスクラップアンドビルトを意味する、事だ。「職業寿命」と「労働時間」は共に短縮する時代を迎えた。次世代を担うネットネイティブ世代が考える世界を理解するのは極めて難しく、特に日本の社会慣習は邪魔となる。若者の人口減少は労働力の減少、更なる人材不足を招くが逆に技術開発に拍車がかかる。それを国家が支援することへ必然となってきた。具体的には「大規模な規制緩和」を伴う変革が必須で、米国のイーロン・マスク氏の言う「次世代の国家体制」(ネット社会に対する理解と規制緩和)は特に日本は必須である。    対策としては:
国会議員の定年制・国会議員監視組織(特権の見直し、刑事民事など国民と共有)だ。
『限界国家』楡周平
「概要」世界最大級のコンサルティング会社「LAC」をフィクサーとして政財界に影響を与える前嶋栄作が訪れる。前嶋の依頼は自らの老い先が短いことを憂慮し「日本の30年後の未来」を調査して今から手を打とうというものだった。元官僚や若手起業家などに取材していくうちに、技術の革新とともに失われていく職業のこと、過疎化が進む地方都市のこと、そしてすでにこの国に見切りを付けている若者のこと……など、現役世代が見て見ぬふりをしている諸問題につきあたる。この先日本はどうなるのか? そして、こんな状態になるまで問題を放置したのは誰なのか? フィクションでありながら、現実の課題を照射するビジネス小説。
ー「日本の今後20年30年後の予測調査」の依頼を受けて動き出した調査部員。
・政治家・財界等の重鎮=古い体質の舵取りでは惨憺たる結果をもたらしている
・経営者:利益を上げる手立ては正社員を最小限に抑え、最大限の利益を出す(人件費の削減)
・人材不足・人口減少:外国人労働者(移民)増やす(日本語・都市の変化)
人口減少:農村部からの都市への人口移動(田舎での産業衰退・倒産・人口減少)
・職業寿命:技術進化にもとない職種職業が変化、職場不足、転職(職種変化)
・近未来の業種:一次産業への参入と技術革新が不可欠(職場職種の見直し)
・CO2削減悪:太陽光住宅増進、原発を再稼働させ、森林を伐採(CO2増加)
・官僚辞任:無能な国会議員からの依頼増、評価低迷、天下り先選定して辞任する
高齢化優遇:若い世代を犠牲に政治家の選択は高齢者優先政策(次世代への押し付け)
・技術の進歩で職業寿命、職種職業の労働時間等が短縮していく事
・大企業では適材適所が難題となり、制約が多く既存事業との兼ね合いが難しくなる
・製薬会社と医者:病気の数値(高血圧等)は製薬会社が決定し医者とグルになる
    医者に対する支援・補助・留学支援=製薬会社の薬販売増大
    医者への登竜門は「教えられたことにいちいち疑問を持たない」
    既存薬が他の病に効用があっても研究は禁忌
    治験データなどはせ全て製薬会社によって行う(評価分析だけを国任せ)
    長寿国にすることで医療関係業界が潤う(健康寿命の延命治療)
ネットネイティブ世代 (ネットを利用した次世代の起業・若者)
    リモートで仕事、少人数組織、プロジェクト式へと変化(固定費・人件費を軽減)
    人材はネットを通じて世界が市場となる(日本の市場は極端に縮小され期待できない)
    大胆な規制緩和によるビジネスチャンスを狙う(自動運転化・米国と中国)
    価値観・社会観・国家観が異なった世界を観る必然性(高齢者が早々に譲る心構え)
    第3次産業革命は雇用を縮小させ、職業寿命を縮めることになる(新たなビジネス創出)
・現状(でたらめで先送り政局と大企業の慣わし)
    政治家・大企業経営者・幹部・官僚は慣習を変えない現状維持(利権)を保守
    自己権益を増大するだけの集団・政局となる(既得権益者保守・資本主義の究極)
    新規事業・ベンチャー・投資家を支援する組織慣習がない組織となっている
    厚生年金保険制度回顧録で莫大な預かり損失した事実を隠蔽(20兆円)
    政府の債権放棄、10年で2兆3千億円を債権放棄した事実
    費用対効果に対する説明責任なし・責任者不在化(オリンピック、予備費等)
    子育て支援、少子化対策問題への政治家の関心度なし(vs選挙層が多い高齢者厚遇)
現状打破への解決案
    国会議員の定年制導入(若い世代へのシフトと金権など成相を防ぐ)
    政治家の家業化を防ぐ政策(親から子に継ぐ権限を見直す)
    国に頼らない生活を工夫する(就労人口に対する無策・国に期待しない)
    「未来の世代に委ねる」は問題を先送りするだけの無責任発言
    赤字国債の刷り放題、膨大な借金 vs 人口減少、若者の年収歩留まり、増税


一枚の写真『む〜イマイチだな』

2025-01-10 12:24:20 | 一枚の写真
『考えろ、じっくり考えてみろ!』
    まともな意見言えよ 会議ばっかりで中身がないな!
(写真提供:Bbmail)

万博の赤字は誰が責任を取るのか興味あり!

2025-01-10 07:39:09 |  社会の歪みと偏見
『万博「赤字になったらどうにもならん」関経連会長、チケット購入発破』毎日新聞記事。100日を切った段階でチケットは目標の半数にも満たない(その半数もスポンサーの買取とばら撒き含む)となれば完全に赤字となる。オリンピックと同じで「誰も責任を取らず」「赤字は国民の税金」となることは間違いない。いつも同じ繰り返しの国のイベント・行事。この際、政府・大阪・経済団体での主導権を持った幹部からの寄付金負担をお願いしたい。国の祭事で儲けるのはその政治関係企業と団体、全く国民には得はないからだ。


「規制緩和」で改善するタイミングを逃すな

2025-01-09 12:43:02 |  社会の歪みと偏見
『「ドライバー不足」深刻 タクシー業の倒産・廃業82件、過去最多 「人手不足」での倒産目立つ』帝国データ調査資料。世界ではAIによる車の自動運転への許可を出し人材不足の改善へ進めている。日本はガンとして「規制緩和」をしないことで時代の流れに遅れ、経済が低迷、それでも政治家は痛くも痒くもない。それは金が不足すれば増税し、それでも足らなければ赤字国債発行すればいいと思っているからだ。今こそ大胆な「規制緩和」と「政治家監視組織(政治家の特権等の見直し、国会議員の定年制、国民同等の刑事民事判決)すべき時代となった。


政府は真っ当な仕事をしていないのに!

2025-01-09 07:42:30 |  社会の歪みと偏見
『経産相、高水準賃上げを要請 経団連会長らと会談』共同通信記事。「呆れて物が言えない」それは政府の経済対策の怠慢による活気が無く低迷して多くの中小企業が倒産している現実を知らず、方や保険等での増税で経営が窮地に追い込まれている中でのこの発言に物申したい。「しっかり自分たちの仕事を全うしてから事の言え」と。


一枚の写真『お前は誰だ?』

2025-01-08 12:54:21 | 一枚の写真
@『誰だ! 俺の前にいるのは誰だ?』
人の世も自分を知らないのは怖い
(写真提供:Bbmail)


大人が教える「名作」の意味『人生の道しるべ』

2025-01-08 07:41:50 | 人生を「生かす」には
当時若き作家の吉本ばななと往年作家の宮田輝の雑談書。中でも気になったのが「若い人が『名作に出会っていない』ことで精神的に大人になっていない」と言う。読書が減りネット情報が主の世界に大人になる為の精神的な感情などが欠けていると言う。子供の時に出会う著名な本は必ずや何かの時の礎になり心の支えにもなるはずだ、と言う。それには大人が教えてこそ出会いがあると思う。(その大人に名作との出会いがなければ、話が始まらない)
『人生の道しるべ』宮本輝
「概要」「幸せ」を見つける、知恵の対話。創作、家族と結婚、健康、死生観……
小説が問いかける「幸せ」のかたちとは。ふたりの作家の思索が詰まった珠玉の対話集。
世代も作風も異なるふたりの作家の共通点は、人間の「生」を力強く肯定する作品を書き続けていること。「ぼくは、小説の世界では、心根のきれいな人々を書きたい」(宮本輝)。「読んだ人に『自分と同じだ』と感じてもらえたら、ちょっとした治癒が起きるんじゃないか」(吉本ばなな)。創作の作法、家族、健康、死生観……。小説が問いかける「幸せ」のかたちとは? 知恵と思索が詰まった珠玉の対話集。
ー作家は他人の違った見えないものが見え、感じ、描くことができる職人。テーマは風景から人間から、動物からと様々。だが「物」を見る目が違う。優れた人は「物」の価値を理解するが、そうで無い人は粗末にするようになる。
ー宮本輝の3冊の愛読書「赤毛のアン」島崎藤村の「夜明けの前」と西行の歌集。「赤毛のアン」は心が幸せになる、と言う。
ー吉本ばななはカルロス・カスタネダの「ドン・ファンシリーズ」自分が旅した気持ちになる
ー人間関係で「子育て」では意識的に距離を持つように心がける、夫婦の間では必ず「お礼」を言うこと。相性が合わないのは破綻と同じ、別れた方が良い。
子供の質問「人間は何の為に生まれてきたのか」それは「自分と縁する人たちに歓びや幸福をもたらす為」と言う。
ー「死生観」「輪廻転生」生まれ変わるを考える
利休の言葉「当たり前のことがいつでもどこでもできるならば、あなたの弟子になります」
ー若い人が「名作に出会っていない」ことで精神的に大人になっていない
ー「好不調は常に繰り返す。浮き沈みはつきものだが、自分のやるべきことを放棄しなければ、思いよらなかった大きな褒美が突然やってくる」


「オンラインカジノ」ネットネイティブ層の娯楽化

2025-01-07 12:09:28 | 世界の動きから見えるもの
『オンラインカジノ、依存深刻 相談5年で11倍、闇バイト加担も 「危機感覚える」・支援団体』時事通信記事。オンラインギャンブル依存症問題・ギャンブル依存症となる要因は「家にいても手軽にできる」と言うことだが、今後ネットネイティブ層が増えることを考えるとネットで商売の多角化で娯楽商売=ギャンブル的なものも多発するのは当然だ。e-スポーツでさせ、巷では競輪競馬と同じようにオンラインサイトでのギャンブルは可能で、裏(別世界:若者の一攫千金)では盛んになってきた。