続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

思えば遠くに・・。

2012-10-29 06:23:55 | 日常
 40才になったとき、人生の折り返し点に来たと思った。それまでは痛みと言うものには耐えなければと《薬》を服用しなかったけれど、(もういい)とばかり、風邪薬を飲んだら即治癒。(なあんだ)今までの堅い思い込みは何だったのと、がっかり。

 思い込みを捨てよう! 新しい自分に生まれ変わるのだと(ひっそり)決心してから、すでに25年。大した変化もなくただ無為に年を重ねただけという感じもしなくない。

 父母を送り、二人の子供を社会に出した・・・あとは無事にあの世に逝かれるように祈るのみの日常。


 思えば遠くに来たけれど、あの世に近づいただけともいえる人生。

 あと少し・・・束縛の希薄なフリータイム。もっと有効に過ごさなければと思う。
《老の時代を朗に換える》

 曇りなく明るく過ごすための条件・・・。


 背中を丸め足元も危なげなお婆さんが、ボォーッと道を歩いていても(それなりの条件克服のために)心の中は青春並みの葛藤で燃えている。(とまで言うと、嘘になるけど・・)

 思えば遠くの今にも消えそうな小さな灯かもしれないけれど・・・。

『ひのきとひなげし』35。

2012-10-29 06:04:22 | 宮沢賢治
 するとほんたうにそこらのもう浅黄いろになった空気のなかに見えるかみえないやうな赤い光がかすかな波になって揺れました。ふなげしどもはじぶんこそいちばん美しくならうと一生けん命その風を吸いました。

☆千(たくさん)の鬼(死者の魂)は空しい言(言葉)の幻である。
 責(咎めるべき罪)の講(はなし)の派(元から分かれている)の魅(もののけ)は、逸/隠れていて、消えており、冥/光がない。

『城』1078。

2012-10-29 05:42:32 | カフカ覚書
「そうじゃないのです」と村長は、聞き棄てにならぬ言葉だとばかりに、「ほんとうに重要なのは、じつはそういう電話での返事なのですよ。城の役人かたあたえられた報せが無意味だなんてことが、どうしてありましょう。このことは、すでにクラムの手紙の折に申しあげたとおりです。

 ein→Ahn/先祖。
 役人/Beamter→Ennde/死。
 クラム/Klam→Klan/氏族。
 手紙/Briefes→Britz/電光。

☆「いいえ」と、村長(死への入門)は先祖の言葉をしっかり捕らえて言った。「ほんとうに重要なのは、そういう思念伝達を無価値にすることなんです。終末(ほんとうの死、推論)の先祖の死の逃げ道が無意味だなんてことが、どうしてありましょう。すでに折りをみてのクラム(氏族)の電光が意味しています。