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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

Qさんはよく働く。

2012-10-13 06:57:57 | 日常
 Qさんはわたしより少し年上だけど、ビックリするくらいよく動いている。早朝、彼女のベランダを見るともなく見ると、すでにきちんと並べて干された洗濯物がずらり・・・。ガラス戸から何気なく道路を通る姿を目撃する、それが行ったり来たりの往復。さっささっさと忙しく歩いている。

 昼近くになると近くのコンビニへパート勤めに出かけ、夕刻帰宅する。そのパートの合間を縫って娘さんたちが子連れでやって来るので、孫の面倒も見ている。金曜日の夜から日曜の夜まで二人の娘さんと孫の世話に明け暮れ、ときにはその連れ合い(旦那)も泊まっていく。にぎやかで羨ましい限りだけど、Qさんのご主人「ハマダさんちのようにたまに来るのが良いなぁ」とこぼした。(ホントに奥さんは大変だもの)

 バス停にいたので、「どちらへ?」と聞いたら「保育園にちょっと孫を迎えにいく」というので、「どちらまで?」と聞くと、「上大岡まで」と言う。(ビックリ仰天!上大岡ってバスと電車を乗り継いで・・・とにかく市外)。


 何か動くことを厭わない人。一寸の範囲はわたしの想像を超えている。バスに乗っていたら徒歩の彼女を見かけたので後日聞いたら「バスを待っているとまどろっかしいから歩いちゃうの」と。(目パチクリ)

 そんな風に一日中風を切って歩いている。《つくづく羨ましい》

 彼女はわたしに奮起をくれる。一日一箇所に出かけるだけで疲労困憊しているわたし、今日は二箇所を回る予定・・・。
 
 Qさん、見ていて!わたしだってやればできるのよ。(やらねば!)

『ひのきとひなげし』19。

2012-10-13 06:37:23 | 宮沢賢治
「お前はこれで帰ってよし。そしてキャベヂと鮒とをな灰で煮込んでおいてくれ。ではおれは今度は医者だから。」といひながらすっかり小さな白い鬚の医者にばけました。悪魔の弟子はさっそく大きな雀の形になってぽろんと飛んで行きました。

☆全ての鬼(死者の魂)は、普く皆赦される。
 故に魂は、度(悟りの世界)を以て捨(感情に動かされることのない平静な心)になる。
 衝(重要なところ)を吐く(言う)と、衆(人々)の威(他をおそれず従わせる)や奢(おごり)、悪(不正)、魔(鬼)の態の死が題(テーマ)である。

『城』1062。

2012-10-13 06:12:38 | カフカ覚書
「あなたはシュヴァルツァーをご存知ですか」と、Kはたずねた。
「いや、知りませんな。ミッツィ、ひょっとしておまえなら知っているかもしれないね。なに、おまえも知らないのか。いや、ふたりとも知りません」
「妙ですね。シュヴァルツァーは、ある下級執事の息子なんですがね」
「測量師さん、いったい、どうしてわたしがあらゆる火球執事の息子をみんなしっていなくちゃならんのです」

 シュヴァルツァー/Schwazer→Schware/暗黒、邪悪。
 下級執事/Unterkastellan→Kastell・要塞、とりで。
 息子/Sohn→Sonne/太陽、日光。
 eines→Ahn/先祖。

☆「あなたは暗黒をご存知ですか」とKはたずねた。
 「いいえ」と村長(死への入門)は言った。
 「ひょっとして中道派は?」「何、知らないと」
 「奇妙ですね。彼は要塞に沈んだ太陽の先祖なんですがね」
 「測量師(土地を失ったことに気付いた人)さん」と尊重(死への入門)は言い、「どんな方法で、いったい全ての太陽が全て要塞に沈んだということを知るのかね」