続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

疲労困憊。

2012-10-25 06:41:48 | 日常
 疲れというものは必ずしも身体的なものばかりではない。

 昨日の電話・・・「Sさんがね、今朝、亡くなったの・・・」

 呆然・・・。あんなに元気だった人が(どうして?急に)
「急でもないの、もう本人もご主人も知っていたみたいね。」と。

 覚悟の死・・・。
「家の中は綺麗サッパリ整理してあったわ」
「・・・」


 わたしたちの年令になると若い頃の友情とは違う意味を持ってくる。誰も何も云わないけれど(今日限りかも・・)という漠然とした思いが潜在意識の中にある。もちろん煩雑な日常でそんなことばかり考えているわけではないけれど時にもたげる思いは否定しがたい。


 仲間の誰かが突然姿を消す・・・いずれみんな向かう、向かわねばならないという胸のざわめき。
 
(今頃は・・・)

 訃報は胸を衝く。時間が経てば経つほど実感として重く肩にのしかかる。
 明るい人だった・・・明るく手を振れば、なぜか全身、疲労困憊の態。

『ひのきとひなげし』31。

2012-10-25 06:32:50 | 宮沢賢治
 さあ大変だあたし字なんか書けないわとひなげしどもがみんな一緒に思ったとき悪魔のお医者はもう持って来た鞄から印刷にした証書を沢山出しました。そして笑って云ひました。

☆題(テーマ)は遍く辞(ことば)に署(割り当てている)。
 溢れる諸の死。
 和/韻や調子を合わせ、あいだに異なる視野(思考、見解)の字を頼りに報/告げ知らせている。
 韻を察/よく見、照/照らし合わせ、諸を託(頼りにして任せる)。
 太陽を推しはかる衝(重要な所)を運/めぐらせている。

『城』1074。

2012-10-25 06:16:28 | カフカ覚書
と言いますのは、きわめて重要な仕事がたえず猛烈なスピードで進行している最中にですよ、たかが自分一個のとるにも足りない心配ごとのために電話をかけて相手の邪魔をするような真似がだれに許されましょうか。

 仕事/Arbeiten→Alibe/現場不在。
 とるに足りない/klein→Klan/氏族。

☆と言いますのは、きわめてたいせつな現場不在がたえず荒れ狂っている中へ、内密の氏族の心配のために相手を激高させるような権利があるでしょうか。