[1] 1992年4月26日 東北新幹線 やまびこ5号 東京15:00発 盛岡17:36着で盛岡まで行く
東京からやまびこ5号盛岡行きに乗る。途中で仙台にしか停車しない列車だ。
待っているホームで「この列車は途中仙台しか停まりません。お乗り間違いのないように」というアナウンスを2回ほど聞いた。車内に入ってから出発までに、さらに3回ほど聞いた。出発直前のアナウンスでは「くどいようですが」というセリフがついて同じ内容のアナウンスをしていた。
そこまで言うとは、乗り間違える人が少なからずいるのだろう。実際、車内の通路を歩いていた2人組のおっさんが、そのアナウンスを聞いて「こりゃだめだ」と言ってそそくさとホームに降りて行った。
自由席の禁煙車に乗った。混むかと思っていたが空いていた。両端の窓際席にそれぞれ1人ずつ座っている程度だった。
特急はつかり21号 盛岡18:41発 函館行きで青森20:52着まで行く
盛岡駅で、東北新幹線やまびこ5号からすぐに連絡する青森行き特急はつかりに乗ろうとしたが、すでにかなり混んでいて座れなかった。急いで行くこともないので1本見送り、次のはつかりに乗ることにした。
次のはつかりまでの間、地下の食堂街で盛岡冷麺を食べた。うまかった。750円。
盛岡駅に戻った。次のはつかりは函館行きだった。ホームに行くと列車はすでに入線していた。1号車自由席禁煙車に乗って席を確保した。なんか小便臭い車両だった。この列車はうってかわって空いている。
青森駅で降りて夕食をとる
夜の9時前だった。青森駅前のアーケード街はほとんどの店が閉まっていた。目についた食堂に入った。ねぶた定食というものを食べた。帆立はうまいが、名産品を安易に並べただけのような感じがある。1200円。
急行はまなす 青森23:08発 札幌6:18着で札幌に行く
発車時刻まで時間がある。青森駅の待合室には、大きな荷物を持った人が数十人いる。この人たちもはまなすに乗るのだろう。待合室の外にも旅行者のような雰囲気の人が数十人いる。
はまなすは以前に特急北斗星に乗った時に途中ですれ違ったが、あまり長い編成ではなかった。混むか?
ホームで待っていると風が吹いて寒い。カバンから上着を出して着た。それでも寒い。もう一枚服を持って来るべきだった。青森でこれぐらい寒いのであれば、北海道ではもっと寒いはずだ。寒かったらどこかでトレーナーでも買おう。
ゴールデンウイークの連休中なので、急行はまなすには秋田発の4両が先頭に着く。それが先に青森駅のホームに来た。そこではじめて案内のアナウンスがあった。
どこで待てばよいかわからなかったので適当なところで待っていたのだが、青森から8両を追加するということなので、ホームの後ろの方に移動した。
自由席の禁煙車は11号車のみである。見当をつけて11号車が停まりそうなあたりに行こうとしたが、すでに他の一団がそのあたりに立っていたので、少し離れて立つ。
これから連結されようとする8両の客車がホームの反対側の線路を海側に向かってディーゼル機関車に曳かれて通った。8両追加はさすがに長い。ホームにいる人の量を見ると、かなり余裕で乗れるだろう。
増結される客車はホームの端まで行って、しばらくしてこのホームに入線するためにこちら側にゆっくりと戻ってきた。連結するため、停まる位置の手前からじわじわと進む。ホームにいる人の列が客車のドアについていっしょにじわじわと動く。乗車位置ははっきりと示しておいてほしいものだ。
急行はまなすの増結する客車は、やっと停止して、ドアが開いた。車内に入った。余裕で席につける。こんな乗車率で採算がとれるのだろうか。
夜行列車であるが座席である。寝台車もついているらしいが、自由席の座席車両に乗った。夜中にトイレに立つと、他の乗客はそれぞれいろんな姿勢で座席で眠っていた。
早朝6:18に札幌駅に着いた。