ある日、JR大阪駅から各駅停車に乗ると、向かいのホームに特急はまかぜが停まっていた。これから鳥取方面に出発するのではなく、鳥取方面から大阪に到着した後だった。山陰は電化されていないので、特急はまかぜはディーゼルカーである。ホームの掲示には、当駅止まりと表示されていた。
そこで、2点不思議なことがある。
(1) 山陰方面や南紀方面から大阪に来る長距離列車は、新大阪または京都を終点にする列車が多いのに、はまかぜはなぜ大阪止まりなのだろうか?
・・・列車が新大阪まで行くのは、新幹線との乗り換えのためである。
はまかぜは姫路を通るので、新幹線は姫路から乗れということだろうか?姫路よりも新大阪の方が発着する新幹線の本数が多いので便利なはずだが・・・
(2) 車内のシートの大半が、なぜ進行方向と逆向きになっているのだろうか?
・・・はまかぜは姫路で進行方向が変わる。鳥取方面から姫路までの進行方向にシートを向けていて、姫路以降で列車の向きは変わるのにシートの向きは変えずにそのまま走ってきたから、大阪駅ではシートの向きが逆になっているのだろう。姫路で乗客が全員シートの向きを変えるのであれば問題ないが、後ろの人が向きを変えずに自分だけ向きを変えたら、見知らぬ人と対面することになるから、誰も変えないのだろうか?