それでは、連載第116夜は、鹿児島県阿久根市阿久根駅前の「ツーリングステーションあくね」をお届けします。
九州新幹線部分開業に伴い、八代~薩摩川内間は「肥薩おれんじ鉄道」となり、新幹線の通らなかった阿久根は、各停のみの駅となりました。
その駅前に整備されたのが、「ツーリングステーションあくね」です。24系25形寝台客車を2両譲受し、設置されました。手前オハネフ25 2209、奥オハネフ25 206です(写真)。「なは」のテールサインを掲出します。宿泊も、可能なようです。
手前のオハネフ25 2209は、2人用B個室寝台、”DUET”です(写真)。二つの寝台が横並びの個室で、しかしB寝台のため上段の個室と下段の個室が互い違いで入り、複雑な窓形状となっています。
なお、B寝台1人用個室は「ソロ」、4人用個室は「カルテット」と呼ばれ、それぞれ利用されていましたが、現存しません。
24系緩急車は、オハネフ24(三段寝台)及びオハネフ25 0番代(二段寝台初期)までは折妻ですが、100番代以降は切妻です。14系も14形(三段寝台)は折妻、15形(二段寝台)は切妻、区別は容易です。
この後川内駅前に行ってから、「平川動物園」を忘れたことに気付き、しかし戻るわけにも行かず、再訪に2年かかりました。後悔は、先に立ちません。
それでは、次回をお楽しみに。
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