Michael Bolton - How am I supposed to live without you
大好きな曲なんです。
この曲を聴くと、1998年の頃の自分を思い出します。
1998年、僕はドイツに留学をしていて、エストニア出身の同い年の親友ができました。彼の故郷であるエストニアに、2週間くらい滞在しました。エストニアなんていう国にまさか自分が行くなんて思ってもみなかったです。そのエストニアで、彼の車の中で聴いて感動したのがこの曲だったんです。
ドイツに戻って、CD屋で探し回って、見つけたのがMichael Boltonのベストアルバム。彼の歌の世界に一気に引き込まれました。
「いつか、こういう曲が書きたいなぁ」って思ったのを覚えている。35歳になって、本当にこういう曲が書きたい気持ちになってきた☆
昔はロック一色でしたが、この頃から海外の音楽ばっかりを聴くようになった気がします。もともと洋楽自体はそれなりに聴いてましたが、外国の音楽の本当の魅力はこのころに気づいたんじゃないかな。外国のポップスって、日本の音楽にはないムードがあるっていうか。味があるんですよね。
音楽の趣味も、年齢とともに変わっていくもんなんですね。昔は、「どうして、みんな成長していくと、落ち着いた曲ばっかりやるんだろう。激しいほうがいいのに」、とホンキで思ってました。こういう曲なんて、BGMでしかない、自分が聴くようなもんじゃないって。
でも、自分も年をとって、大人になって、落ち着いてくると、こういう曲がよくなるんです。心底、こういう曲が気持ちよく感じるんですね。聴いてて、幸せな気分になるっていうか。心地よいっていうか。
音楽って、ホント、そのときそのときの心境や気持ちを表しているんだな。
で、これくらいの年になると、流行りの歌とか若手の歌とかには興味がいかなくなり、思い出の曲が心地よかったりする。いつからか、「新曲」にときめかなくなった。
新しいものがいいものだという基準がなくなった。なんか、「新しさ」から解放される幸せを感じる自分もいたりする。昔は、新曲に追われていたというか、新曲に縛られていた。でも、今は、新曲にあんまり価値を見いだせない。
「新しさ」から「いいもの」に価値観が変わったっていうか。
今は、「いい音楽」に出会いたいって思う。
いい音楽って、この長い音楽の歴史の中にごろごろところがっていて、歴史という小宇宙のなかに眠っている。それを掘り起こす作業というのも楽しかったりする。「えー、こんなにいい曲があったの?!?」みたいな。
これからも、もっともっといい音楽を聴きたいし、自分でも作っていきたいと思ってます。最近、また新曲を作りたい気持ちになってきた。この1年くらい新曲、レコーディングしてないもんなー。曲は作っているんですよ。ただ、録音するとなると、本当に大変だから、できてなくて。
でも、また作りたくなってきたんです。
やっぱ、音楽がいいんです